音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2016年09月27日
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テーマ: 洋楽(3314)




 グレアム・パーカー(Graham Parker)は1950年ロンドン生まれの英国のシンガー。ローカル・バンドでの活動、デモ・テープ録音の後、1975年からパブ・ロック・シーンを回り、1976年にデビュー作となる本盤『ハウリン・ウィンド(Howlin’ Wind)』をリリースした。

 ジャケットには記されていないが、初期のパーカーは実質的に“グレアム・パーカー&ザ・ルーマー(ルーモア)”として演奏を行なっており、本盤にも“ザ・ルーマー”のメンバーがクレジットされている(2010年代に入り、ルーマーとは再合流し、アルバム制作も行っている)。

 ひとことで言うならば、70年代後半、英国のパブ・ロックのシーンをよく表す傑作アルバムで、完成度も高く、高評価を受けてきた作品である。エルヴィス・コステロのプロデュースでも知られるニック・ロウがプロデュースし、パンク、レゲエといった要素を取り込んで、若さあふれる演奏を繰り広げている(そのためか、 エルヴィス・コステロ が引き合いに出されることも多い)。

 個人的な好みは、1.「ホワイト・ハニー」。この軽妙さが何とも心地よく、ライヴ感が残されているところもよい。それから絶対に聴き逃せないと思うのは、アルバムを締めくくる12.「主よ訊き給うな(ドント・アスク・ミー・クエスチョンズ)」。この粘り気のあるヴォーカルと演奏こそが、筆者の中ではグレアム・パーカーの第一のイメージである。これら2曲の他にいいなと思う曲をもう二つほど上げるとすると、4.「ジプシー・ブラッド」と9.「嘘つき女(ユーヴ・ゴット・トゥ・ビー・キディング)」だろうか。ついでに付け足しておくと、6.「あの日に帰ろう(バック・トゥ・スクールデイズ)」はデイヴ・エドモンズのカヴァーでも有名。


[収録曲]

1. White Honey
2. Nothin's Gonna Pull Us Apart

4. Gypsy Blood
5. Between You and Me
6. Back to Schooldays
7. Soul Shoes
8. Lady Doctor
9. You've Got to Be Kidding
10. Howlin' Wind
11. Not If It Pleases Me
12. Don't Ask Me Questions

1976年リリース。




 ​
Graham Parker グラハムパーカー / Howlin Wind (Rmst) 輸入盤 【CD】




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Last updated  2016年09月27日 06時54分56秒
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