音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2023年08月13日
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テーマ: レゲエ (36)
カテゴリ: その他ワールド
ソフトながら、ボブ・マーリーらしさに溢れた盤


 ウェイラーズ時代も含めて、ボブ・マーリー(Bob Marley)にとって10枚目のアルバムとなったのが、1978年リリースの『カヤ(Kaya)』である。メジャーのアイランドからのリリースとしては、6枚目のアルバムであった。ジャマイカへの凱旋帰国(「ワン・ラブ・ピース・コンサート」への参加)のタイミングで発表され、世界各国で人気を獲得した。特に英チャートでは、ボブ・マーリーのアルバムとしては最高位の4位の記録を残した。

 内容的には、前作である 『エクソダス』 と同時期に録音された楽曲から構成されている。音楽的にも、歌詞の面でも、“ソフト”、“リラックス”、“レイド・バック”といった形容がなされるが、それは決して悪い意味ではないように筆者には思われる。社会性が強く、その意味では“過激な”彼らの音楽も魅力的な一方、こうした柔らかめの傾向の作品もまた、彼らを代表するものと言っていいような気がしている。

 収録曲の中で特に有名なのは、3.「イズ・ディス・ラヴ」。この曲はシングルとしてイギリスなどでヒットした(イギリス・チャートでの最高位は9位)。他に注目したい曲としては、表題曲の2.「カヤ」。このナンバーは、メジャー以前作の『ソウル・レヴォリューション』に収められていた曲の採録。個人的好みからこれら以外にあといくつか挙げるとすると、4.「サン・イズ・シャイニング」、6.「シーズ・ゴーン」、9.「ラニング・アウェイ」なんかがいい。全編にわたって、ゆったり、まったりめにボブ・マーリー節が広がっている。そんな部分が魅力のアルバム作品だと言える。


[収録曲]

1. Easy Skanking
2. Kaya
3. Is This Love

5. Satisfy My Soul
6. She's Gone
7. Misty Morning
8. Crisis
9. Running Away
10. Time Will Tell

1978年リリース。




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【輸入盤CD】Bob Marley & The Wailers / Kaya (Bonus Track) (リマスター盤) (ボブ・マーリー)

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カヤ<35周年記念 デラックス・エディション> [ ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ ]





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Last updated  2023年08月13日 07時11分29秒
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