音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2024年01月08日
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テーマ: 洋楽(3308)
日本武道館の名を冠した2枚組ライヴ盤(前編)


 1978年、ボブ・ディラン(Bob Dylan)はワールド・ツアーの日本公演を行った。2月28日~3月1日の日本武道館での公演の音源をアルバム化したのが、本盤『武道館(Bob Dylan at Budokan)』である。当初(1978年8月発売)は、日本だけのリリースという企画だったが、輸入盤(日本から見ると輸出盤)の増加を受けて、翌1979年4月に欧米でも発売された。その結果、全米で13位、全英で4位を記録し、日本の代表的コンサートホールとしての“ブドーカン”(もちろん、コンサート専用の施設ではなく、武道場なのだけれど)の名を世界に広める役割も果たした。

 本ライヴ盤の内容は、“ヒット曲集”あるいは“ベスト盤”と言えそうな選曲である。LP・CDともに2枚組で、全22曲という聴きごたえのある盤である。以下、その内容をざっと追ってみたい。

 1枚目(LPではA面に5曲、B面に6曲)は、初期の代表曲の一つで、ザ・バーズのヒットでも知られるI-1. 「ミスター・タンブリン・マン」 から幕を開ける。冒頭のこの曲からもわかるように、本ライヴ盤は大きな編成のバンドで演じられ、弾き語り風のこの曲の元のヴァージョンに比べて異なったアレンジで演奏されている。

 I-2.「嵐からの隠れ場所」以下、テンポよく次々と楽曲が披露されていく。I-6.「マギーズ・ファーム」から始まるLP時代のB面に入ってもそのテンポは維持され、有名曲のI-8. 「ライク・ア・ローリング・ストーン」 や、ザ・バンドで知られるI-9. 「アイ・シャル・ビー・リリースト」 もこの流れの中で登場する。これら2曲は今どきの音楽業界の感性なら勿体をつけて仰々しく見せてしまいそうな場面になりそうだが、そんなことはお構いなしにさらりとライヴ向けアレンジで披露されているのは、個人的には好感が持てる。

 長くなってきたので、本盤2枚目と収録の曲目等は、項を改めてということで( 後編




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武道館 [ ボブ・ディラン ]




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Last updated  2024年01月09日 22時28分53秒
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