秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2024.08.30
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テーマ: 経済(1456)
コメの値段が急騰しています。もともとコメには自由市場が無く、JAが全国のコメの半分以上を集荷するなどプライスメーカーで、先物市場もいったんつぶされ、値決めには政治的な思惑があったりとか値段は不透明だそうです。

8月にコメの先物取引が誕生して、市場が透明化すれば、長期的には消費者にとっては良いことだと思います。中期的には価格の上昇と品不足で、パン・麺類へのシフトが一気に進み需要が減り、価格が下落し、コメ関係者にとって不利益になりそうに思います。



■参考リンク



取引本格化から1週間
米先物の取引価格が急伸している
 堂島取引所(大阪市)が運営する米の指数先物取引が本格化してから、27日で1週間となる。取引を活発化させる専門業者が参入したことなどで成約数が増加して、価格も急伸。26日には、5日連続となる上限価格のストップ高を記録し、成約価格は60キロ当たり2万円の大台を超えた。
 同取引では、全銘柄平均価格を指数化した「堂島コメ平均」と呼称する数字を売買する。海外や個人投資家なども参加可能で、米の現物は取り扱わない。現在は、来年2月を期限とする「2月限(ぎり)」「4月限」「6月限」の三つの取引を開いている。
 直近26日の成約価格は、「2月限」が同2万140円、「4月限」が同2万120円となった。「2月限」では5日連続のストップ高を記録するなど急伸しており、1週間で2000円超も上げた。
 2024年産を巡っては早期米産地を中心に概算金の大幅引き上げなどが相次いでおり、先物相場でも先高観が強い。ただ、24年産の出回りが本格化すれば相場が一服する見方もある。


堂島取引所「コメ指数先物」取引が始動、なぜ米の価格はこれほど上がったのか?8/29(木) 6:20配信 ヤフーニュース:ビジネス+IT
 米の値上がりとスーパーのコメ不足に出口が見えない。そんなさなかの8月13日、「コメ指数先物」という新たな取引が大阪の堂島取引所で始まり、初日に60キロ当たり1万7,200円という高値を付けた。この取引がもっと早く始まっていれば、今年の米価はこれほど上がらなかったかもしれない。コメ先物取引では、最長で1年以内の将来の決めた日に、あらかじめ決めた価格で、コメを売買する契約を結ぶ。コメには、価格の決まり方が政治的で不透明という問題がある。新たなコメ先物は、積年の課題を解決できるのか。
【詳細な図や写真】直近の公表されている相対取引価格は1万5,626円(7月)で、現状の2万円近い米価の異常さが分かる(出典:農水省「米に関するマンスリーレポート(令和6年8月号)」)
政治に大きく左右される米価の決まり方
1ページ目を1分でまとめた動画
 スーパーの棚から米袋が消えて久しい。去年の猛暑により、新潟や東北の米どころの一等米はもともと不足気味だった。その影響で新米と入れ替わるまでの端境期に品薄が目立つようになり、ニュースで騒がれたことで買い占める消費者が出てきた。さらに8月8日から1週間にわたって気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を出したことがダメ押しになった。
 買い占めが激化し、スーパーでは普通のコメより早く流通する早場米を入荷しても、すぐさま売り切れてしまう。棚がガラ空きになるのはまずいと、パックライスや切り餅を目立つ場所に置くのは当たり前。米びつに入れるトウガラシはまだ分かるが、苦肉の策で竹炭まで並べる店舗が出ている。ごはんと一緒に炊くとおいしくなるという説明書きがあったが、肝心のコメがないのだから何とも苦しい。
 これだけ目に見える形でコメの需要が高まっては、価格は当然上がる。JAが生産者の出荷に際して支払う「生産者概算金」は、全国でつり上がっている。出荷の早い鹿児島の概算金は1万9,000円台で、前年に比べて6,000円高い。
 あまりに高いので、米業界では農水省が概算金が上がり過ぎないよう介入するのではとの臆測が7月に飛び交っていた。現実はそうならず、農水省は静観を決め込んでいる。坂本 哲志農水大臣は7月19日の定例会見で次の発言をしている。
各産地における令和6年産米の概算金の設定状況等について、引き続き報道等を注視してまいります。私自身は、需給が引き締まっているということで、特段、これによってさまざまな対応をするというような状況にはないと思っています
 全国の産地が参考にするのが、関東の大産地で、早場米地帯である千葉の概算金だ。JA全農ちばは7月末、概算金を前年比60キロ当たり4,000円台の値上げと決めた。続いて発表されている米どころの概算金は、60キロ当たり3,000円台くらいの値上げとなっている。
 この価格設定に、米業界の関係者からは「高いけれど、このくらいの値上がりで収まって良かった」とか「高くしないと、今年は農家がコメを売ってくれない」、「米価が上がる分、反動で消費が減るのが心配」といった声が聞かれる。

 プライスメーカーは、コメの集荷率が全国平均で54%(2023年産米)にのぼるJA。その価格の決め方は不透明だと長年指摘されている。





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Last updated  2024.08.30 00:00:09
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