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2005年01月09日
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12月22日の日記での「インターナショナル」に対して
は、予想以上に多くのコメントをありがとうございました。
さて、その「インターナショナル」が最も多く歌われた年と
いえば、まず1968年が思い浮かぶ。

その1968年のパリは、まさにそのような状況であった
はずで、それを背景とした映画「ドリーマーズ」について
は、もう1ケ月ほど前の日記になるが、何度か書いてみた。

同時代を描いた作品としては、日本映画として「69」が
あり、雑誌「映画芸術」(2004夏号)では、

が組まれている。
私は、「ドリーマーズ」は作品としては高く評価しないが、
この作品が描こうとしたもの、あるいはその背景には、
語られるべきものが多いと思う。

ある映画をつまならいと評価して片付けるのは簡単だが、
それだけではあまりにもつまらない。だから出来るだけ
いろんなことを考えたい。
私が時々、「つまらん!」と評価した映画を何回かに
わけて日記に書いているのも、そうした思いからである。
悪口や批判を単に繰り返しているのではなく、その都度、
方向性は異なっているつもりである。


みたい。
当時はベトナム戦争が激化する中で日本はこれに加担して、
経済成長の要因のひとつとなっていた。
その経済成長であるが、当時はコンピューターの普及初期
であり、また機械化や自動化による大量生産が進みつつあり、


こうした状況は現在も同じで更に深化していると思う。
その問題が更に深刻になっているのは、多くの人々に問題が
見え難くなっていること、そして多くの人々を結集させる
「言葉=スローガン」の不在であろう。
これは体制側にとっても、反体制側にとっても同じ状況だと
思う。

「インターナショナル」は一時期は、
その「言葉=スローガン」として
機能していたが、現在はどうであろうか。
「それは違うよ」という回答をするのは簡単であるが、
その底にある精神は今も通用すると思う。

2日の日記で国境を越えることについて書いたが、
この「言葉=スローガン」の獲得は、それを実現・加速する
につながるのではないだろうか。

「ドリーマーズ」は出来が悪いつまらない映画であるが、
いろいろと考えさせてくれるいい映画である。
「68年」については、もっと様々な面から考えていきたい。






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最終更新日  2005年01月09日 00時06分59秒
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