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スピルバーグが敬愛する作品であり、またアメリカの大学の映画
学部では教科書的な扱いを受けているという具合に最高の扱われ
方をしている作品であるが、公開当時は興行的に惨敗で、フラン
ク・キャプラ引退の遠因にもなった作品である。
この作品で最も観客に衝撃を与えるのは、主人公ジョージ・ベイ
リーが生まれなかった世界を見せる場面である。この地獄巡りの
ようなシーンの異様な迫力は、おそらくキャプラの戦争体験が生
み出したものであろう。人間はひとつ何かが違ってくると、この
ように変貌するという暗示である。
だからこそ、ラストシーンの感動が強くなるのであるが、当時の
戦争をくぐりぬけた観客には白けるものであったのかも知れない。
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