《櫻井ジャーナル》

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2011.08.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカをはじめとする「西側」の政府が「人道」や「民主化」といった言葉を口にするのを聞いたなら、その先には殺戮と破壊が待っていると覚悟する必要がある。リビアでもそうしたことが起こっている。

 反政府軍はアフリカ系の人間を拘束し、数十人を 処刑 しているようだが、 その大半は労働者だったと見られている 。ムアンマル・アル・カダフィ政権がアフリカ中南部から傭兵を雇い入れているという未確認情報が広がり、多くの労働者が殺された可能性がある。

 政府軍による市民殺害を防ぐという名目で、市民を守るために「あらゆる必要な措置」を認めると 国連の安全保障理事会が採択 したのは3月17日のこと。当初、ロバート・ゲーツ米国防長官は「飛行禁止空域」を設定すれば戦争につながると警告していたのだが、押し切られた形だ。ちなみに、賛成国はアメリカ、イギリス、フランス、レバノン、南アフリカ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コロンビア、ポルトガル、ナイジェリア、ガボンの10カ国、中国、ロシア、ブラジル、インド、ドイツの5カ国は棄権した。

 ゲーツ長官が予想したように、飛行禁止空域の設定はすぐに本格的な軍事介入に発展した。武器の提供や兵士の訓練だけでなく、傭兵部隊の編成して作戦計画の作成、さらに特殊部隊の兵士が地上戦にも参加しているようだ。 リビアの内戦はイギリスを中心とする外国軍による侵略 へと姿を変えている。

 アメリカのジョージ・W・ブッシュ政権は嘘でアフガニスタンやイラクに軍事侵攻したが、今回はイギリスやフランスが嘘でリビアを侵略したと言える。







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最終更新日  2011.08.27 02:58:47


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