《櫻井ジャーナル》

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2011.08.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 福島第一原発について日本の政府やマスコミが描いている状況を否定する情報が外国から伝えられ続けている。 福島原発の敷地から1マイル以上(約2キロメートル)の場所で見つかった核燃料棒の破片は原子炉の内部からのものだとアメリカのNRC(原子力規制委員会)のスタッフは推測

 つまり、見つかった燃料棒の破片の核種を調査した結果、使用済み核燃料保管プールではなく原子炉内部から放出された可能性が高いというわけだ。プールがダメージを受けていないように見えることとも合致すると考えている。

 NRCが会議を行った直後、8月1日に東京電力は1、2号機建屋西側の排気筒下部にある配管の付近で1万ミリシーベルト以上(つまり実際の数値は不明)の放射線量を計測したと発表、2日には1号機建屋2階の空調機室で5000ミリシーベル以上(前に同じ)を計測したことを明らかにしている。この排気筒を通って燃料棒の破片が飛び散った可能性もあるだろう。そうでなければ、圧力容器と格納容器が破壊されているということになってしまう。

 なお、この情報に関しては、エネルギー関連のコンサルタント会社、フェアーウィンズ・アソシエイツ社で主任エンジニアを務めている アーニー・ガンダーセンさんが興味深い解説 をしている。 この発言の日本語訳付き もアップされている。 新情報に基づく解説 もある。

建屋の下で地割れが起き、放射性物質で汚染された蒸気が裂け目から噴出しているという報道

 そうなれば溶融物は床のコンクリートと反応しながら下へ向かい、鋼の壁を抜け、その下のコンクリートへと進んでいくと考えるの自然。運良く途中で止まらなければ地中へ移動し、地中、海中の汚染がひどくなる。コンクリートの中にあるとしても、地震で多くのひび割れができている可能性が高く、そこから汚染は進んでいるだろうが、地中へ移動すればさらに事態は深刻になる。

 ガンダーセンさんは放射性物質に汚染された瓦礫を焼却しようとしている日本政府の方針も汚染を拡大させると厳しく批判しているが、全く同感である。かつて化学物質の汚染が問題になったときと同じことを官僚は行おうとしている。言語道断である。





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最終更新日  2011.08.27 12:44:19


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