《櫻井ジャーナル》

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2011.11.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカ政府の中に海兵隊を沖縄やグアムという狭い地域に集中させている現状を良くないとする考えが広がり、バラク・オバマ米大統領は海兵隊をオーストラリアへ移動させる 「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と記者に語ったと報道された田中聡沖縄防衛局長 が更迭された。

 現場にいたわけでないのニュアンスは不明だが、報道されたとおりのことを言ったのならば「沖縄防衛局長」の肩書きを持つ人物が口にしてはならないことを口にしたわけで、更迭されて当然だろう。

 ただ、こうした考え方は田中局長個人のものだとは思えない。日本の政治家、官僚、大企業経営者、「偉い」学者や有力マスコミ・・・こうしたグループに共通するものだ。その影響はアメリカにも波及している。

 その一例がケビン・メア元国務省日本部長の発言だ。「日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。」と言い放ったと言われている。札束をちらつかせれば問題は解決すると信じ込んでいるのだろう。

 沖縄県民だけでなく日本国民に対し、日米の支配グループはこうした認識を持っていると言える。古典落語の中に「欣弥め」という噺があるが、庶民とはそんな程度だと侮っているのである。原子力発電にしろ、TPPにしろ、労働問題にしろ、税制問題にしろ、年金問題にしろ、健康保険問題にしろ、教育問題にしろ、強引にやってしまえば問題は解決すると思っている。今回の発言は沖縄県民というより、日本の庶民に向けられている。





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最終更新日  2011.11.30 15:18:13


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