《櫻井ジャーナル》

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2013.06.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 シリアで爆弾が仕掛けられた2台の自動車が爆破された6月16日、 イスラエル軍がダマスカスの西にある軍事空港を空爆

 アメリカのバラク・オバマ政権は6月13日、具体的な根拠を示さないまま、シリア政府が化学兵器を使用したとして反政府軍への武器供与を表明した。これまでもサウジアラビアやカタールを使って武器は提供してきたが、これから直接、反政府軍へ渡すという宣言である。

 サウジアラビアは1980年代からアメリカやイスラエルが手を組み、軍事作戦を展開してきた。そのサウジアラビアの国内がここにきて不安定化している可能性がある。今年4月に副国防大臣のポストを外れた ハリド・ビン・スルタン・ビン・アブドゥル・アジズ は現在、クーデターを計画したとして自宅に軟禁されているというのだ。

 今のところ、アメリカ政府は武器を提供するというところで止まっているが、イギリスやフランスは飛行禁止空域の設定、つまり空爆を主張している。反政府軍の劣勢は決定的なようで、外部からの相当のテコ入れをする必要に迫られているのが実態だ。そうした状況の中、アメリカは軍事訓練の後、ヨルダンにF16戦闘機や地対空ミサイル(愛国者ミサイル)システムを残している。空爆に備えているという見方もある。

 アメリカのネオコン(親イスラエル派)は1991年から、イスラエルやサウジアラビアも遅くとも2007年から、またイギリスも2009年にはシリアを攻撃する準備を始めていたわけで、状況が悪いからと言って、簡単に引き下がることはできないだろう。





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最終更新日  2013.06.18 03:47:25


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