出がらし紋次郎の出がらし日記

今朝の搾乳後、牛の移動をやり終えて牛舎の中を歩いていると トントンっ と肩を叩かれました。
誰だ？と思い振り返ると僕の肩にあったのは

牛の顔っ！

発情が来ていて今まさに僕に乗ろうとしていました。

走って逃げました

で、夕方の搾乳後、この牛ともう１頭別の牛を種付けしたんですが、もう１頭の陰部から粘液のような、粘膜のようなものが出ていました。何かな？と思って引っ張ってみるとこんなものが出てきました。 

なんだか分かりますか？

これ、 牛の胎膜 なんですよ。

この牛は４０日ほど前に一度種付けをしていて妊娠したんですね。しかし流産して発情が来たと言うことです。その流産のときにコレがでてきたんですね。通常は先端の風船のようなところに胎児が入ってるんですが、引っ張ったときに破れてしまったみたいです。

繋ぎ飼いの牛舎であればわりと見つかることもありますが、うちのようにフリーストール（放し飼い）の牛舎だとコレだけ初期の流産で胎膜が見つかることって非常に珍しいんです。

こんなふうに初期の流産は気づかないだけで結構あると思います。