出がらし紋次郎の出がらし日記

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2009.04.10
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カテゴリ: 酪農日記

久しぶりに仕事の休みの日にいい天気になりました今日は掃除洗濯、そして先月シカをはねて入院中の車が帰ってきます

まちどおしいわ~  出がらしです。


さて、先週の金曜の夜の話。
搾乳が終わって種付け中に1頭の産気づいた牛がいました。
コイツ、まだお産の予定日まで2ヶ月あるんですが、子宮の病気ののため治療中。
胎児はすでに死亡していて腐敗がすすんでいるだろうということでした。

獣医に連絡したら子宮に手を入れて触れるようなら引っ張ってお産させる。
触れないならそのまま様子を見るように。とのことでした。

で、子宮に手を入れるとすぐ子牛を触れましたが問題発生。

前足が曲がっている

通常胎児は前足を伸ばして出てきます。しかしこのままでは出てくることは不可能。
正常な胎児であれば前足を矯正しますが胎児が死亡して腐敗しているのであれば自分ではどうにもできない。
結局獣医を呼びました。

獣医の診断の結果、すでに子牛は腐敗のため肥大していて引っ張っても不可能ということ。そのため子宮内で子牛を解体(バラバラ)して体外に出すことにしました。

胎児の状態が思った以上に悪かったので相当時間がかかりましたがなんとか胎児と胎盤全てを体外に出すことができました。その後処置をして獣医は引き上げていきました。

幸い親牛は助かりました。現在搾乳はしていないものの、普通の病畜程度に回復しています。

結局全てが終わって牧場を出たのが12時半。この日はほとんど休憩が取れなかったので実に20時間に及ぶ労働でした。翌土曜日もあまり休憩がとれず、その翌日の日曜もほとんど休憩が取れずに帰宅したのが11時過ぎになりました。

そして月曜の朝、 昨日の日記の冒頭 へと続く・・・・・・






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最終更新日  2009.04.10 07:41:09
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