D-Style

Pulling Punches

寒い季節になると、なぜかデヴィッド・シルビアンと、ショパンを聴くことが多くなる。「気分はゴー・ゴー・ゴー！」、ではなく「気分はロー・ロー・ロー」てなものだ。さらに、深夜、雨が降り始めたり、雨から、雪に変わるようなことになれば、尚、良いわけで。そうすれば、酒もススムわけで。まったりとまどろむ……。しかし、心音は仄かに高まっていき、体温は微妙に上昇する。力の抜けた自分の身に、今の自分の身を委ね、解放した自分のココロに、今の自分のココロを映してみる。そして、ズレた部分に酒をたらす……、ゆっくり、ゆっくりと。夢が一つずつ消えていくことが「オトナになる」ということ、と友人は言う。ハハハ、コマッタナ。ソウジャナイトオモウノダケド……。もう、帰ろうよ、私は言う。まだ夕刊を配達してる時間だ、友人は言う。ヲイヲイ、アレハ、チョウカンナノダヨ……。さようなら、Mちゃんの父君。おめでとう、T夫妻。今年の冬も、喜怒哀楽の回転木馬。浮き沈んで回るのも疲れるが、空回りしたり、止まるよりはマシなのかな。悪あがきをするつもりは無いけれど。Pulling punches,sleeping on our feet.Ｈ先輩に会いに行くかナ。