2009/09/15
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テーマ: 社交ダンス(9425)
カテゴリ: 映画のはなし
実力派女優3人の演技対決に、見終わったあとどっと疲れが来てしまいました。

全く別の時代に生きる3人の女性の一日が、運命的なつながりを持って展開されて行きます。





1923年ロンドン郊外、作家ヴァージニア・ウルフは「ダロウェイ夫人」を執筆しています。

1951年ロサンゼルス、その「ダロウェイ夫人」を読んでいるローラ・ブラウンは、やさしい夫と息子がいながら現実の自分に絶望しています。

2001年ニューヨーク、作家のリチャードに「ダロウェイ夫人」というニックネームで呼ばれているクラリッサ・ヴォーンは、エイズに冒された彼に献身的につくしています。





「ダロウェイ夫人」を私は読んだことがなかったんですが、この長編小説も映画化されているようですね。





3人とも心のうねりが非常に大きくてそれが「ダロウェイ夫人」というキーワードで結びつき、不思議なシンクロニシティを作り出して行くんです。

たった一日の話しとは思えない重厚感あふれる映画。

たぶんそれは、それぞれを演じる女優さんの実力だと思います。







この作品で第75回アカデミー主演女優賞取ってます。

さらに、鬱気味の主婦ローラ・ブラウンを演じたジュリアン・ムーア、リチャードに尽くす女クラリッサ・ヴォーンを演じたメリル・ストリープを含めた3人に、ベルリン国際映画祭で銀熊賞が贈られました。

見てるだけでこっちまで息が詰まりそうになってくるんですけど、物語がどうのとかそういうのより、『女優さんてすごいな』って別の方向で感心しました。








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Last updated  2009/09/15 08:14:24 PM
コメント(6) | コメントを書く


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Re:めぐりあう時間たち(09/15)  
猫のポチ さん
アクトレスの名前を見ただけで、豪華な顔ぶれと、癖のある事が解ります。しかし、難解な映画のようですね。見たいような、見る勇気が無いような・・・複雑な気持ちです^^; (2009/09/17 04:18:40 PM)

Re:めぐりあう時間たち(09/15)  
Arabesqu  さん
DVDのカバーを見ただけだと、全然知らない女優さんばかり~だと思いました。
息が詰まりそうな映画か…詰まってみたい気もしますが…。 (2009/09/17 07:44:21 PM)

Re:めぐりあう時間たち(09/15)  
ばーばら さん
たしかに濃かったです。それぞれのキャラクターの特徴が3人によってうまく演じられていて、おなかいっぱいになりました。でも冷めたフルコースの3回分って感じかな。 (2009/09/17 10:58:41 PM)

猫のポチさん  
StarTrees  さん
体調万全で、心身ともに健康な時に見た方がいいですね。それぞれの妖怪ワールドに引き込まれる感じと言うか,エネルギー吸い取られる感じです。

(2009/09/17 11:28:25 PM)

Arabesquさん  
StarTrees  さん
実は3人とも有名な女優さんですからアラベスクさんも『アーあの女優さん!』て思いますよ。ニコール・キッドマンの化けぶりには驚かされましたが,つけ鼻だったそうです。


(2009/09/17 11:28:46 PM)

ばーばらさん  
StarTrees  さん
うまいこといいますね。冷めたフルコースの3回分か。
それぞれが切羽詰まって生きてる感じなんですよね。美しい庭、楽しい誕生日、華やかなパーティをそれぞれ目の前にして本人達はブラック・ホールなんです。重い。
思い出すだけで重い。
(2009/09/17 11:29:13 PM)

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