2013/02/18
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テーマ: 社交ダンス(9415)
カテゴリ: 映画のはなし
いい映画は何度見てもいいもんですね。

『風と共に去りぬ』 (原題:Gone With the Wind)は1939年に公開されたとっても古い映画なんですけど、古さを全く感じさせないんです。

マーガレット・ミッチェルの原作が素晴らしいせいもあるでしょうが、ヴィクター・フレミング監督の迫力ある映像、演じている俳優陣の魅力もあるでしょうね。

その年のアカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)など9部門を受賞しています。



中休みの入る4時間近い長い映画なので、2日に分けて見ました。

覚えてる限りではこれで4度目ですね。

アメリカ南部で裕福な暮らしをしていたスカーレット・オハラが南北戦争の敗戦で全てを失う中、たくましく生き抜いて行く姿を描く一大叙事詩なんですけど、一度ならずも二度三度と見たくなるのはなぜなんでしょう。



ご覧になった方も多いと思うんでストーリーについては詳しく書きませんが、まず映像的にとってもきれいなんですよね。

豊かな南部の暮らしぶりやダンスを踊る女性たちの美しいドレス、北軍の進軍で燃え上がるアトランタの街や夕日に染まるタラの大地、それにレットと結婚したスカーレットの家の豪華な内装も見応えがありました。







スカーレットの強くしたたかでちゃっかりした性格も、メラニーのありえないくらいきれいな心も好きです。

優柔不断なアシュレーも、ワイルドで上から目線のレットも、やるときはやる頼りになる南部男ですね。

先日ご紹介した 黒人霊歌 は多分この頃に作られたものではないかと思いますが、マミーなんかは奴隷というよりもっと地位の高い、主人にも意見する存在でした。

それに音楽も壮大で素敵です。



日本でこの映画が公開されたのは1952年でした。

サンフランシスコ講和会議 の翌年です。

つまりまだ戦後の復興まっただ中だったんですね。

見る余裕のあった人はそんなにいなかったんじゃないかと思ってしまいますが、なんと大ヒットロングランだったそうです。

それより驚くのは、日本が太平洋戦争で汲々としていた時期にアメリカではこの大作を製作するほどの余裕があったという事です。

予告編はこちら。

Gone with the wind (trailer)









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Last updated  2013/02/19 11:05:08 PM
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