2013/09/27
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テーマ: 社交ダンス(8730)
カテゴリ: 映画のはなし
NHKのクローズアップ現代で遠隔操作による無人戦闘機の現状と問題点につて語られていました。

アメリカやイスラエル、最近では中国でも積極的に運用するようになっていたなんて驚きです。

実際に遠隔操作を行っていたアメリカ軍兵士がインタビューで、ターゲットが人だという感覚がなく、退役する時自分が1600人もの人を殺していたことを上官に告げられ衝撃を受けたと述べていました。

人工衛星を経由してアメリカにいながらパキスタン上空の無人機に指令を送ります。

テロ対策だったはずが誤爆によって多くのパキスタン市民が犠牲になっているという悲しい話。

オーソン・スコット・カードのSF小説『エンダーのゲーム』をご存知でしょうか。

6歳の少年がバトルスクールの宇宙戦争ゲームで優秀な成績をおさめるんですが、実はゲームではなかったという話を思い出しました。





人間の遠隔操作を必要としない殺人ロボットもこれから開発が進められようとしているとのこと。

これって、もろ『ターミネーター』ですよね。



ロボットが人類を滅亡させる、そんな冗談みたいな世界がただのSFではなくなってしまうんでしょうか。

前置きが長くなりましたが、今日ご紹介する映画は兵器ではなく家庭のお手伝いさん的な目的で開発されたアンドロイドが出てくるお話です。







“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。



アンドロイドは見た目人間と区別出来ないので頭の上にホログラムでリングを乗せています。

かなり高度な人工知能を搭載しているようで、人間の感情を理解出来たり芸術に対する感性も持っています。

しかし、扱われ方は奴隷同様。

アンドロイドに愛情を持ち擁護する人間を『ドリ系』と呼んで軽蔑したり、テレビCM等を通じアンドロイドとの共存に異議を唱えている倫理委員会なるものも存在しています。





そんなアンドロイド達にも憩いの場がありました。

イヴの時間という名の喫茶店。

そこでは独特のルールが施行されていました。

アンドロイドは頭の上のリングを消し、人間と変わらない状態で普通に話したり遊んだり歌ったり。

この物語りの主人公リクオは高校生で、ハウスロイド(家政婦アンドロイド)のサミィのログに自分が命令していない行動が記録されているのを見つけ、その場所を追跡します。



店のウェイトレス・ナギや常連客たちと次第に心を通わせて行くリクオですが…。





人間が作り出したものに対する扱いは技術が高度になるほど難しくなるでしょうね。

私なんか電子レンジでさえ全然使いこなせなくて、ほとんどお任せ状態なので失敗しても文句いえません。

もっと頭いい、たとえば アトム が友達だったとしたら、彼を機械として扱えるでしょうか。



バイオ技術と組み合わせれば機械とは言えないようなアンドロイド達が生まれる可能性だってあります。





人に教育が大切なように、ロボットにも人に危害を加えない鉄壁のプログラミングを組み込んで実用化を計るようにしないと、ただ便利さだけで技術が先行した場合本当に人類滅亡の引き金を引いてしまうことになりかねませんね。

そもそもなぜ人間同士で殺しあう必要があるのかという所が根幹の問題です。

殺しあう習性がなければ、殺人ロボットも無人戦闘機も必要ないのに。

まずは人間の教育の重要性を人類規模でもう一度考え直すというのはどうでしょう。

『イヴの時間 劇場版』は、2010年公開の吉浦康裕演出、原作、脚本、監督によるアニメーション作品。

東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品だそうです。

予告編は こちら です。






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Last updated  2013/09/27 09:04:35 PM
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