2014/04/17
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テーマ: 社交ダンス(9412)
カテゴリ: TVのはなし
仕事でプレゼンする機会がある方にお勧めしたいのがこの番組です。

以前は月曜ににやっていたんですが、この4月から毎週水曜日の夜10時からになりました。

『スーパープレゼンテーション』NHKのEテレでやっています。





TED(Technology Entertainment Design)という団体をご存知でしょうか。

ふざけたクマのぬいぐるみ とは違いますよ。

毎年アメリカで開催されている国際会議TEDカンファレンスの主催者です。

様々な分野の第一人者が4日間に渡ってプレゼンテーションを行います。

この講演会に出席するには年会費90万円近く払う必要があるのでテレビで見られるのはお得ですね。





プレゼンターには元大統領やミュージシャン、ノーベル賞受賞者といった有名人もいますし、皆さん話しが上手で、プレゼンというよりトークショーのように引き込まれてしまいます。



その模様はYouTubeでも配信されていますが、この番組では日本語字幕が付いているのでお勧めですよ。

以前ご紹介した 『今でなければ、いつ?』 というのもこのプレゼンの一つでした。





昨日のお話も面白かったですね。

アメリカの歴史学者デビッド・クリスチャンによる『The history of our world in 18 minutes』(18分でたどるビッグヒストリー)でした。

なんとビッグバンから始まり現在に至る137億年の歴史を18分にまとめてお話ししてくれたんです。





高校の歴史の授業は1年かけて縄文時代から江戸時代くらいで終わってた気がします。

大将はもっとひどくて人類生まれる前に終わったとか言ってました。


まずスクランブルエッグの映像から始まりました。

フライパンの上でぐちゃぐちゃになっている卵が見る見るうちに…。

え? 殻の中に戻って行く?







ここですでに聴衆はぐっと心をつかまれる訳です。

『基本的にこの宇宙に存在するものは、秩序だったものから混沌へと移り変わって行く傾向にあることを私たちは常識としてしっています。それでスクランブルエッグが卵に戻るというのが少し変に感じた訳です。』


ところが人類70億人はこの法則に反し、決してぐちゃぐちゃに発散してしまっていないんです。むしろ貿易や外交やテレビやインターネットといった様々なもので繋がりあってより複雑な方向へ一つになろうとしています。

これはなぜなのか。

宇宙の全歴史を紐解く137億年の旅が始まります。





始まった途端に眠くなるような話しでは商談だってまとまらないでしょうし、関係者の興味を引くこともできません。

人類が他の生物と異なるのは言語を持ったせいだとおっしゃってました。

他の生命体は生きて行く上での知恵を次世代に継承出来ないんです。

集団的記憶の蓄積、それによって人類はより豊かになり、世界中がリンクすることでより学習スピードが上がっています。





複雑性というのは脆弱性も持ち合わせているんですね。

機械でもそうですけど、複雑になればなるほど、どこかたった1カ所の不具合で全システムが機能しなくなることもあります。

人類の築いて来た文明も、ちょっとした内戦やCO2濃度の変化であっというまに滅び去る可能性も持ち合わせているんです。

この先生のプレゼンは、そう言った危険性に立ち向かえるのも集団学習で人知を蓄積して来た私たちの力なんだと結ばれていました。

良いお話でした。

再放送もありますので、ご興味ありましたらご覧ください。

関連サイトは こちら です。







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Last updated  2014/04/18 10:57:13 PM
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