つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2006年01月12日
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カテゴリ: アート
「あなたは知っていますか、日本の美しい技と心を」と展覧会の
ちらしにうたってありますが、その言葉の通り、現代作家のすば
らしい作品を堪能しました。

どの作家の作品もすばらしく、ため息の連続でしたが、あえて
3人の作品を挙げるすると、前史雄氏の沈金の 漆塗りの箱
赤い漆に桜の花が一面に描かれた箱は艶やかであるけれども
落ち着いた感じのする逸品でした。それ以上に気に入ったのは、
その隣にあった竹やぶに雀が飛び交う黒い漆箱「 竹叢
ふと気がつくと金色の細かい竹の葉の中に吸い込まれていた
自分がいました。

次は佐渡の無名異焼の伊藤赤水氏の板皿。 練上花紋皿
釉のかかっていない赤茶色の下地に椿の花?が散りばめ
られています。そり返しの下から覗くと裏にも、花々が
描かれていました。これも地味な華やかさとでも表現したら
よいのでしょうか。帰りに6階の美術工芸サロンで見たら、
小さな器がうん十万もします。さすが人間国宝。ぜひとも
佐渡の窯にも行ってみたくなりました。

人形では林駒夫氏の桐塑人形。 神ノ坐ス森
表面はざらっとした感じの緑の着物に金色の衿が美しい。
まるで仏像を見ているようでした。

この他にもそれぞれの匠の技の美しさを味わうことができ、
しばし幸福感に浸ることができました。先日、NHKの夢の
美術館にゲストで出ていた江里佐代子氏の截金(きりがね)の


和紙の紙すきにも人間国宝の方がいらっしゃるのには驚き
ました。和紙の良し悪しは残念ながら分かりませんでした。








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最終更新日  2006年01月12日 18時46分43秒
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