つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年06月17日
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カテゴリ: アート
メゾチントというと長谷川潔をまず思い浮かべるのだが、
カラー・メゾチントとなるとこの浜口陽三の独壇場。

地下鉄の水天宮前駅の出口を出て、すぐのところに
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションがある。

今回、浜口陽三について調べてみて、はじめて彼が
ヤマサ醤油10代目の長男だということを知った。
それで、ヤマサ醤油がこの小さな美術館を作った理由を
理解することができた。

さて、今、開催中の展覧会は妻・南桂子の版画との

いないが、「ひびきあう詩」というサブタイトルのとおり、
メゾチントの深い味わいの浜口の作品と、あっさりと
した南のエッチングの作品とが心地好いハーモニーを
醸し出していた。

ミュージアムの中央の螺旋階段を下りて、地下に降る。
浜口の作品が並んでいる。

浜口の、一見単純に見えて、じっくり見ると、果てしの
ない深みを感じる作品が好きだ。ずっとずっと眺めて
いても飽きることがない。描かれているスイカや
さくらんぼのさらに奥へ奥へ、下層へ下層へと視線が
深みにはまっていくようだ。


暖かい気持ちになる。反面、何故か寂しげなのが気に
かかってたまらない。






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最終更新日  2008年06月18日 01時21分00秒
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