つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年02月15日
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カテゴリ: アート
瓢鮎図.jpg


朝の開館と同時に一目散にこの絵を目指す。
おかげで、この有名な国宝をしばらくの間
独り占めできた。

「ナマズを瓢箪で捕まえるためにはどうすれば
よいか」という禅の公案を描いた絵。

受験勉強をしている時代に、とにかく如拙=瓢鮎図と
丸暗記していた。30数年振りに、実物に出会い、
感激した。


近づいて男の表情までよく眺めることができた。
笑ってしまうようなおかしな顔をした男。

よく見ると五本の指がすべてそろって、ヒョウタンを
上から押さえつけている。横の解説にもあるとおり
、宙に浮かんでいるヒョウタンを上から押えて
いるようだ。見れば見るほどミステリアス。

訳の分かったような、分からないような禅問答に
相応しい絵なのであろう。

ナマズ、瓢箪、竹の枝と相似形になっており、
絵の構図としても面白い。

このあとは、後期出展の豊臣秀頼の絵などを

向かう。

花卉図屏風.jpg

海北友松の花卉図屏風はよい。ボタンの花が実に
おおらかに咲いている。どこかで見たことが
あるなぁと思っていたら、チラシの下部に印刷
されていた絵であった。


今回は、白梅の古木の文様が、山から流れて大海に
そそぐ川の流れに見えた。大徳寺大仙院方丈の
枯山水庭園を思い出した。





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最終更新日  2009年02月16日 08時31分55秒
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