Fastest Lap

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January 13, 2008
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カテゴリ: Gun Shooting
 昨日日本に帰ってきて、久しぶりの更新になります。
 最新の外国車とGTRを試乗するためにイタリアの友人と共にフランスとドイツ某所を回ってきました。

 昨年末長崎で不幸な事件がありましたが、今回は青森でナイフを使った不幸な事件があったようですね。まず犠牲者のご冥福を心よりお祈りいたします。
 昨年、長崎で起こったショットガン乱射事件では銃の許可に対する疑問が各方面から巻き起こっているようで内閣からも銃規制の強化に関する指示が出たようです。
 僕も銃を所持して15年になりますので銃関連の事件が起こると他人事ではありません。

 サミットを控えて銃所持者のもとには公安委員会から銃管理の徹底などを促す文書が届いているにもかかわらず管理能力を疑うような事件が頻発しています。
 今回の乱射事件や発砲事件に対処する法整備は日本では立ち遅れているのでしょうか?不十分な部分がないとは言えませんがたち遅れているワケでもないと思います。
 かなり長い記事になりますので興味がない方はスルーしていただいて構いません。
 銃は免許制ではありません。僕も複数の銃を所有していますが銃は免許制ではないので1丁毎に所持許可がいります。運転免許のように普通自動車免許を取ればMT、ATに限らず何台でも所有することが出来るという種類のものではありません。

 さらにこの所持許可は3年に1度誕生日の前に更新する必要があります。この更新をしなければ当然のことながら運転免許同様、所持許可は無効になります。
 もう一つ。
 所持許可証を持つと年に1度銃検査が義務付けられます。所持している全ての実銃を持ち込み違法改造をしていないか?手入れは行き届いているか?などをチェックされます。これを所持許可を持っている者の間では銃検と呼び、これは4月に行われますがこの銃検が事件のせいで前倒しされるとの噂も・・・。
 銃検はクルマでいえば車検のようなものでしょうか。
 この銃検査はもう一つの側面があります。日本では単なるコレクションとしての銃の所持を禁止していてスポーツとして的を狙うか狩猟目的で使うかのいずれかでしか所持が認められません。
 使用しない銃は「眠り銃」として最悪の場合は取り上げられてしまいます。芸能人の方々が銃を取り上げられているという記事を見かけましたが、この理由の大半は違法改造ではなくこの「眠り銃」にあたるのではないかと思います。(僕も詳しくは解りませんが・・・)
 もう一つ銃所持許可者には義務が発生します。安全に銃や実包(弾)を保管する義務です。鍵のかかる丈夫な金属製ロッカーに入れて保管する必要があり、さらに実包も弾専用のアンモ・ボックスにつめて銃とは別の場所に保管するように定められています。
 これがガン・ロッカーとアンモ・ロッカーです。僕は盗難に備えガン・ロッカーのロッキング・システムを大手警備会社のセキュリティ・システムによって監視しています。
 所持許可者は撃つ技量だけでなく管理能力も問われますが、この管理能力や義務を履行している方が少なくなってきているのも事実です。

第2話へ続く。






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Last updated  January 13, 2008 11:15:44 PM
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