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【送料無料】サイン会の死 [ ローナ・バレット ]価格:1,134円(税込、送料込) ミステリー専門の書店「ハブント・ゴット・ア・クルー」の店主・トリシアが、殺人事件の謎に挑むというコージーミステリー。「本の町の殺人」の続編となる「サイン会の死」(ローナ・バレット/大友香奈子:創元推理文庫)だ。 物語の舞台は、ニューハンプシャー州にある田舎町ストーナム。古書と専門書の書店が集まる読書家の聖地という設定である。トリシアの店に、サイン会のために呼んだベストセラー作家・ゾウイがトイレで殺される。おかげで、保安官の許可があるまで店を開けられないはめに。ところが、トリシアは女保安官のウェンディとは馬が合わず、なかなか許可が出そうにない。このまままでは、経営の危機に。ということで、トリシアは事件を調べ始めることになるのだが、なんとゾウイに盗作疑惑が浮かんでくる。さらには、作家の姪、キンバリーが襲われ、瀕死の重症に。 そこで、トリシアが名探偵ぶりを発揮して、見事に事件を解決といきたいところだが、この人どうも詰めが甘い。なかなかいいところまで真相には迫っていたのだが、もう少しで、無実の人間を犯人にしてしまうような迷探偵ぶりだ。結局、せっかくの推理も、最後に見事にひっくり返ってしまう。 真犯人は、ちょっとサイコなところのある人物だったが、これだと、あまり動機というものが重要でなくなってくるので、犯人を意外なところから、簡単に引っ張り出せてしまう。私は、あまり好きではない。本作は一応ミステリーなのだが、事件の謎解きよりは、ストーナムの人間関係の方が面白いだろうと思う。 最後は、色々な事が大小全て片付き、なんとなくハッピーエンドになった感じだ。トリシアと姉のアンジェリカとはこれまであまり良い関係ではなかったようだが、この事件を通じて姉妹の絆が深まる。酷い目にあったキンバリーだが、結局恋人を得たうえに作家デビューもできそうだ。アンジェリカも念願の料理本が出版されるようだし、菓子職人のニッキも母親との再会を果たした。おまけに、町を悩ませていたカナダガンの糞問題も解決しそうである。 この作品では、基本的に女性が中心で、男は脇役を演じている。そのせいかストーリーはなかなか軽快でとても読みやすい。ただ、イラストは少し残念な感じがあるが。※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。
January 29, 2014
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【送料無料】食べてのほほん [ 村山尚子 ]価格:1,365円(税込、送料込) 春夏秋冬と、四季折々の食材を描いた歳時記、「食べてのほほん」(村山尚子:明治書院)。 本書は、日本農業新聞に掲載したものをベースに加筆したものだそうだ。紹介されている各食材について、それぞれ見開き2ページで解説するというのが基本構成となっている。面白いのは、タイトルが、その食材に関係のあることわざや慣用句になっているところだ。そして、その言葉に関する解説や食材に関する蘊蓄を織り込んだエッセイが本文として続く。このエッセイがなんとも楽しいのである。おまけに、各食材毎に描かれているイラストも、ほのぼのとした感じで、タイトルの「のほほん」という響きに良く合っており、イラストだけ眺めていても、なんだか楽しくなってくる。 取り上げられている食材は、諺や慣用表現に使われるくらいだから、特に変わったものはない。どれもおなじみのものである。必ずしもその季節でなければ、食べられないというわけでもない。しかし、食べるならやっぱりこの季節が一番と言ってもよいものばかりだろう。 それにしても、食材に関する言い回しにも案外と知らない言葉があるものである。本書は、楽しみながら、そのような諺や慣用表現に詳しくなるだけでなく、その食材に関する豆知識もつくという優れものだ。今は、食材にも、昔ほどの季節感がなくなってきているが、本書を参考に、四季折々の旬の味を楽しみたいものである。※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。
January 28, 2014
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TRICK劇場版 ラストステージ-【電子書籍】価格:1,200円(税込、送料込) 今日は、映画館で「トリック劇場版 ラストステージ」を観に行って来た。映画の感想は、明日の「本の宇宙」に掲載予定。
January 19, 2014
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