ら組三番町大安売屋碧眼の魔術士

2005年06月20日
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国際会議が開かれている会場の大学を抜け出したのが、午後4時過ぎ。


地下鉄を二つ乗り継いで、目指す駅に到着した時には、
もう帰宅を急ぐサラリーマンとすれ違う時間だった。

コンビニの店長さんに聞いた話では、ここからタクシーとのことだ。


しかし、地上に出たものの、方角がどちらなのか見当もつかない。
銀色のタクシーを止め、メモに記した住所を見せる。

「ヨギカジ カー ジュセヨ」

連れて行かれた場所は、駅から歩いていける近い場所だった。

足元見られたか・・・初乗り料金を払いつつ後悔する私がいた。


念のため市内地図を買うべきだったろうか。


タクシードライバーが指差したビルの中へと入っていき、
ハングルで記されたテナント一覧を見ながら、メモの部屋番号と照らし合わせた。

4×× あ・・・あいく・・・?

ハングルの表記には「L」はないため、「R」か「I」を用いるはずなのだが、
一文字目は母音の「あ」だし、その後に続く二文字目の音もまるで違う。

元々コリアは日本と同じ漢字文化圏だ。文法も日本と90%以上は一致する言語だ。
表音文字で、漢字を廃して仮名表記してあると思ってくれればわかりやすい。


あっ・・・



よく見れば、このビルの名前が違う。ベンチャーセンター「2」だ。


初乗り料金どころか・・・や ら れ た ぜ orz



英語も日本語も駄目だよ・・・この人・・・orz

身振り手振りで何とか聞き出したところでは、どうも降りた駅の向こうらしい。


いよいよ、某とかげ社にはたどり着けるのかと不安になってくる。
下手すると着いたら全員帰って、誰もいない状態だ。

誰もいなければ、会社の前でA1にプリントアウトしたフライヤーだけ貼り付け、


そのためにと、「2」の建物内にあるコンビニでセロテープを買い込む。


駅前のビルまでたどり着き、噴水前で話し込んでいた若いサラリーマンに、
今度は英語で尋ねてみる。この年代なら英語の方がいいだろう。

通じたよぉぉ(感涙


地下鉄をあがった所に鉄道の駅があったのだが、「その向こう側に地下から抜けて、
右に曲がって500メートル先の左側にベンチャーセンターがある。」と言ってる感じだ。

「カムサハムニダ!」

お礼を言って再び歩き出す。


本当に我ながら無謀な性格だと思う。

英語もハングルも片言。読み書きはできるが、聞いたり話したりはできない。
これだけで某とかげ社のサイトに記された住所だけで行こうとは・・・


しかも、「新マップまだー?」と「バグをなくせー!」と書かれたフライヤー持ってだ。
怪しい日本人プレーヤー満開である。


若いサラリーマンに教えられた通りに歩き出すと、前方のビルに待ち望んでいた名前が見えた。


ワールド・○○○○○○・ベンチャー・センター

着いたよ・・・とりあえず。


午後5時半過ぎ。
大きく上の方に書かれた建物が見えた瞬間、涙がこぼれそうだった。



しかし、神様はそう簡単には微笑んでくれない。

ベンチャー・センター「2」と同様、
そこのテナント一覧に記された社名は某とかげ社のものではなかったのだ。


頭を後ろから殴られたような思いだった。






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最終更新日  2005年06月21日 03時23分45秒
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むむっ!?  
はたして碧眼はトカゲと対面できるのであろうか!?


・・・かな^^

#大丈夫と思うけど、気ぃつけてね。
(2005年06月21日 07時15分34秒)

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