2018年01月22日
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高野豆腐からごぼうまで、味の薄いものから濃いものへ順に作っていく 煮〆
は別に、別鍋で煮付けるのが棒鱈です。ほんとうは、北海で獲れて、カチカチ
の干物にされて近畿へ運ばれてきた棒鱈を、1週間ほどかけて水で戻し、それ
を煮付けたものです。現代のわが家でも同じようにしてもいいのですが、時間
の制約があるのと、大量にできても往生するので、お正月の3日間だけ日持ち
すればいいとの考えのもと、生鱈を買ってきて濃いめの味で煮付けています。

鍋用のパックの生鱈を、食べやすい大きさに切って、取れる骨は全部取ってか
ら、しょうゆ:酒:みりん:水=1:1:1:3(しょうゆの6倍希釈)ぐら

(本来は)お重に詰めるのですが、身が軟らかいので、いくぶん欠けたりしま
す。棒鱈ではこんなことはないので、子たちにはきちんと説明しながら、食べ
てもらっています。でも、味は生鱈のほうが美味しいのではないでしょうか。

わが家では、本来はとても手間のかかる棒鱈は、御節料理で食べるぐらいです
が、京料理では、棒鱈と京芋(えびいも)を煮付けた「芋棒」が名物とされて
います。棒鱈から出ただしが芋に入り込み、また芋のとろみが鱈を包み込んだ
出合いの味は、間違いなく美味しいでしょうが、恐ろしく手間がかかるため、
素人では手が出せません。えびいもはときどき売り場で見ることがありますの
で、これも生鱈といっしょに煮付ければ、美味しくいただくことができます。






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最終更新日  2018年01月22日 21時13分48秒
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