歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2009.01.26
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 短歌



 書き順でよく問題になる文字に右と左の字があります。
 最初に横棒を引くのが左で、ノの字(はらい)を先に書くのが右ですね。どうしてそうなったかは篆書(てんしょ)の文字を見るとよく分かります。


  →  

 「右」という字は右手の形と「サイ」という祝詞を入れる器の会意文字で、右手の指にあたる部分が楷書の左払いになり、腕が横線になる。

  →  

 「左」は、左手と「工」という呪具との会意文字で、左手の指にあたる部分が横線になり、腕が左払いになる。

 篆書(てんしょ)は、紀元前221年、「秦の皇帝」が中国を支配する唯一の統制者となったと同時に、国内統治するため、度量衡の統一と全国共通の文字を定めた。当時、秦の地方で使われた書体は大篆は、字画が複雑で書くには不便であったので、丞相李斯は始皇帝に命じられ、大篆を改良して新しい書体「小篆」を作成した。


 紀元前219年、東方諸国を巡視した始皇帝は、自分の功績を述べたたえた文章を石に刻ませ、泰山の他全国6ケ所の山に建てさせた。これが石碑の起源と言われる「秦始皇刻石」で、刻石の文字はもちろん標準書体の小篆である。

 現在では、篆刻の世界で使われている大変面白い文字です。書体も色々あり、印鑑や落款にも使われているので、解説本などを見て少しづつ分かって来るとなかなか面白いものです。





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最終更新日  2020.02.15 11:53:56
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ご無沙汰してます  
きよし さん
どうもブログはじめたんですね
いつもコメントあんま書きませんがミクシー拝見していました。

最近、書道家の友達と神風特攻隊が特攻前に書いた家族にあてた手紙の書がやばいとか話を聞いて書の深さをしみじみ感じていたときだったので書き込みしました。

後知ってるかもしれないけどヘブライ語と日本語の関係とか最近興味があります。

http://coolway.air-nifty.com/unicorn/2006/12/post_8f24.html (2009.02.08 18:08:36)

Re:ご無沙汰してます(01/26)  
sunkyu  さん
きよしさん
書き込みありがとう。カキコするって結構思い切りが要るんだよね。

ヘブライ語と日本語の関係は知りませんでした。
良い情報を有難う。言葉や文化の伝播は面白いです。

モンゴルや韓国、中国東北部などから伝播したと伝えられる日本語ですから、その又先のヘブライも関係ないとは言えないでしょう。
共通する要素が多ければ無視できない事ですね。

また一つ興味の対象が増えました。有難う。
(2009.02.08 22:48:33)

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