歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2009.04.07
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 花・生物
     ♪ ちるさくら白玉ひめのさまよいて
                 ゆめに入りゆくみ吉野のやま


 白玉姫 = 霞の異名
吉野の桜も散り初める頃でしょうか。
去年行った吉野のやまの情景が、いまだに目に焼き付いています。


満山に咲き誇る情景も素晴らしいですが、それらが一斉に散る様子もまたすばらしいことでしょう。
短いい命が儚く散ってゆく姿が日本人の心情を捉えて、きっと無条件に感動するのでしょう。


40年間ずっと桜をテーマに句作し続けてきた俳人の「黒田杏子」さんは、桜に対峙してきた感慨をこう結論付けておられます。

  ◆桜は根付いたその大地を生涯動かない。

  ◆桜は人のいのち、とりわけ心とたましいを活性化させる。

  ◆桜は人間を謙虚にさせ、貪る心を捨てさせてくれる。



昨年の吉野山

山桜の花びらはソメイヨシノの花びらの何倍も薄くて軽いんだそうです。
吉野のシロヤマザクラは、だから風もないのに気流に乗って漂うように散っていく。


谷深く尚わたり居る落花かな       高浜 虚子





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最終更新日  2020.02.19 17:26:55
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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