泰山木の20cm以上はある大ぶりの白い花は、薄暗い空にそぼふる雨がよく似合う。
その泰山木の花が、珍しい事に手の届く所に蕾を付けていた。
大概は木の高いところに咲くその手の届かないはずのものを目にして、私は思わず花盗人となりました。
花瓶に活けておいたところ一晩で花は開き、その翌日にはもう茶色く変身してしまいました。
マグノリアのその淡くて甘い香りも、充満することなくすぐに消えてしまいました。
まさに花の命は短く、誘拐してきたノーブルの香華を独り占めする事はできませんでした。
♪マグノリアの香に包まれて馥郁の花は一夜の夢となりたり
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