間もなく還暦を迎えるという男・矢沢のNHK特集番組を観た。
オーディエンスの質問に対して、「真面目」が一番大切にしている事だという。それは自分に嘘をつかないという事を意味しているのだと思う。
自分に嘘をついて生きていると、結局はそのウソが自分をがんじがらめにしてしまう。
いくら着飾ってもメッキはすぐに剥げるもの。
重要なのは「如何に自分らしく生きるか」という事に気づけば、虚飾は却って邪魔になる。
★(洋楽ロックをお手本に「パクリ」を繰り返している同業者に対して)「ロックに詳しい層から見ればダサいモノであっても、本当に自分の内面から生み出した音楽をやる。そうでなければ、恥ずかしくて人前に出られない」
★人生はかったるいしめんどくさい。だがこれから逃げるのはもっと悲惨。
★コンサートは、音を聴くだけのとこじゃない。何か気持ちをもって歌ってる男に、会いに行くものなんだ。
★俺はいいけど、YAZAWAは許さないと思う。
★最近勝ち組とか負け組みとか流行っているけど、スタート切っているかどうかが僕は大事だと思うけどね。
こんな語録も、彼のその真面目さを窺わせている。
様々な華々しい経験と実績を残し、今なを現役を続けているスーパースターは、自分に向き合い決して自分から逃げない。
そのことでしか生きられないし、そうでなければ生きている意味もないと・・・・。
彼のバラードには、そういう男の生きざまと、深さと、甘さが漂っている。
★ロックにゴールはない。声が出なくなるまでやり続ける。だって、ストーンズが前走ってるもん。
転がって転がって、死ぬまで転がっていく「岩」。まさしくロックだ。
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