歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2009.09.22
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 游歌

里山にマルバルコウの花咲きぬ自分の花を咲かせし白州 


リハビリを兼ねて、毎日10キロのウォーキングをしています。里山を歩いていると、秋の序幕の小さなドラマが展開されているのに出会います。

マルバルコウの花が咲き、カリヤスやススキが穂を揺らし、ひっつき虫の類も盛んに花を付けています。マルバルコウの花が遠慮がちに、しかし可憐な花を付けていました。
丸葉瑠紅(草)と書き、ヒルガオ科の一年草の帰化植物。2cmほどの小さいながらも朱色のかわいい花を付ける。



熱帯アメリカ原産地で繁殖力は意外と強いらしく、農家にとっては強害種とされているらしい。トウモロコシなどのにからみついて収量を減らし、枝分かれした蔓が合わさって、収穫作業がスムーズにできなくなるという。
意外な側面を持っているんだね。



若い日を悶々と過ごし、イギリスのケンブリッジに留学した白州次郎。太平洋戦争前の日本にあって、自分を必要とする社会ではない事に苛立つ。

人間の良心を説き、有り余る情熱をぶつけるものの受け入れられず、田舎に引っ込んで農業をやっていく決心をする。



昨日の夜から3日連続で放映が始まったNHKドラマスペシャル 「カントリージェントルマンへの道~昭和を駆けた伝説の男の生涯」

敗戦時にGHQと堂々と渡り合った反骨と気骨の男。アメリカ軍に「従順ならざる唯一の日本人」と恐れられ、戦後の日本復興に尽力した。
その夫人はかの有名な評論家・白州正子さん。この男にこの妻ありだ。

国際感覚と正義をもって、敗戦時の日本の礎を築くのに大きな功績を残した、この時代の日本人としては類まれなスケールと行動の人。

諦めずしぶとく自説を通し、決して自己顕示や権力欲などを求めない姿が、マルバルコウのイメージと重なる。
強烈な個性を持ってしぶとく相手に絡みつき、目立つのを良しとせず、正論を曲げない。確固たるその生き方その存在感は燦然と光を放っている。

いい役者を揃え、このドラマへのNHKの意気込みのほどがうかがえる。

第二話は、今夜の午後10時から~  
お楽しみに・・・・・。






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最終更新日  2020.05.14 10:59:58
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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