バイク走行中に、眼がチカっとしてゴミが入ったらしい。その時はすぐに痛みは消えて、チリは涙とともに排出されたものと思っていた。
夜、風呂で顔を洗おうとしてま瞼に手が当たった瞬間、チカチカっときて、瞼の開閉ができなき程の痛み。何かが刺さったような痛みだ。涙は出るし眼は開けられず何もできない。ちょっとしたパニック状態に陥った。
水で洗ってみても、水中で瞬きしても、目薬を差してみてもダメ。
暫くじっとしているとどうにか痛みは治まってきたが、ゴミはまだ眼の中にある感じ。
その”ブツ”が動くと痛みが出るという感じは、まるで尿路結石のようだ。小さな石が移動するだけで、ものすごい痛みがくるあれだ。
小さなゴミや石が動くだけで、思いのほか痛みは強く、人はその優秀であるはずの機能を失ってしまう。
人間は意外にデリケートにできている。食事中に小さな砂粒を噛んだ時の衝撃的驚きといい、奥歯に物が挟まったときの苛つきといい、細かいところに過剰なほどにセンサーが働く。
もう少し緩やかな反応でもよさそうに思うが、身体の方はそういうわけにもいかないらしい。
異物に対するこういう拒絶反応があるからこそ、まともに生きていけるというものか。
有難いと思わないといけないのだろうが・・・・
翌日、眼科に観てもらったが、何かが刺さっているようなことはなく、小さなゴミがいくつか見つかっただけ。最後に洗眼してもらっている時に”何かが出てきた”と、看護助士が笑いながら言う。
”洗ってるんだから出てきて当然、洗った意味があるというもんだ”と言い返すと、また笑った。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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