心をキャッチする歌声と言うのは何故か、みんなものすごく高い。
B'zの稲葉の声、井上陽水の歌、ミスチルの声もものすごく高く、とてもカラオケで歌えるものなんかじゃない。L'Arc~en~Cielの歌も確かに高い。
古くは、クリスタルキング、タニア・タッカー、サイモンとガーファンクルetc。エリック・クラプトンも高い方だ。
最初は抵抗があっても、聞き慣れてくるとそれが快感と変わっていく。こういう声の高い歌手が人気なのは、その高域の歌声に何か秘密がありそうです。
勿論、彼らは歌が上手いからこそ、脳天に突き刺さるような快感があるわけだし、サウンドとリズムがないまぜになって心に響いてくる。これらの歌手の出す高い周波数には、人の心を刺激する何かがあるように思う。
☆音域鍵盤図
鍵盤を適当な音域ごとに区切って色付けしてある。
左から
■ 超低音域(87~104Hz)、 ■ 低音域(110~165Hz)、
■ 中音域(175~330Hz)、 ■ 中高音域(349~415Hz)、 ■
高音域1(440~494Hz)、 ■ 高音域2(523~659Hz)、 ■ 超高音域(698~988Hz)
◆男性曲の場合
地声最高音は ■ から ■ までが多い。
とても声の高いアーティストだと、 ■ が増えてくる。
洋楽のハードロック・メタルといったジャンルでは、 ■ の 超高音域が使われることも珍しくない。最低音に関しては、 ■ や ■ が多い。
◆女性曲の場合
地声最高音は ■ が多い。その中でも声の高いアーティスだとhiE以上を使用。
最低音に関しては、 ■ がほとんどで、まれに ■ の曲もある。
☆ 音域調査GYM のサイトからお借りしました。
■ 高音域2」のあたりが盛んに出てくる。陽水もそうでしょう。
これではとても私たちには歌えませんね。
一般的に高周波数領域の音には、癒し ヒーリングの力があると言われています。代表的なものには小鳥の鳴き声があります。
高周波数領域の音は、脳の高等な部分で処理されると言われて、高周波数の音にはリラックス効果があるとされています。
しかし、楽曲における声の高さから”脳に与える影響や効果”を研究しているものは少ないようです。
自然界の奏でる1/fゆらぎとかモーツァルトとかアルファ波を出すような音楽は誰にでも心地よいことはよく知られています。
また、心地いい音(声)には倍音(周波数が倍の音)が含まれることで、音に膨らみが出ていることも知られています。
高域の音には特別な「秘密の何か」が潜んでいるか、あるいは、その帯域の音は脳を刺激する「特別な何か」が存在する。
恐怖と快感は紙一重であるように、不快と快感の音の境目には人の本質的な部分に関係する、動物の本能を呼び覚ますような何かがあるのかも知れない。
それが何かを知りたいものです。
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