普段の運動不足を解消するのと秋の登山に備えて、ウォーキングの途中にある神社の階段を登る事にした。
77段あり、徐々に回数を増やしていく事にして、初日はとりあえず様子見に3往復。感触は良く、この分ならかなりいけそうな感じなので目標を往復10回と決める。
それで2回目の昨夜は5往復した。
先日のNHK「ためしてガッテン」で、「驚き!超ラク山登り術 絶景を味わう科学ワザ」というのをやっていた。それによると、演歌のリズムで歌いながらゆっくり登るのが疲れないコツだという。
初心者がマイペースで歩くと、瞬発力に必要な速筋(白筋)を使うことになり、オーバーペースでバテてしまうという。
山登りでバテないポイントは、なるべく速筋を使わず、遅筋(赤筋)だけで歩くことが肝要で、歌いながら息が上がらないペースで歩くと、自然と速筋をほとんど使わずに歩くことができるというのです。
さらに、遅筋を使う運動を続けると、筋肉の毛細血管が増え、働きが良くなるというのです。
最初ゆっくり歩き始める事で毛細血管が増え、それが作用して後半は自然にペースも上がって来ると言うから驚きです。
そして更に、山登りの筋肉痛の正体は、下り特有の筋肉の運動にあるという。
通常、筋肉は縮みながら力を発揮しやすい様に出来ている。山を下る場合、太ももの筋肉は伸ばされながら体重を支えているため、こうした無理な運動が続くことで、筋肉に小さな傷がたくさんできて、筋力の低下を引き起こすと言うのです。
山登りをした後の、ひざのガクガクや筋肉痛の正体は、これだったのです。それを避けるには、とにかく小股で歩く事。
そうすることで、太ももの不自然な使われ方を防ぐ事が出来るというわけだ。
番組の実験で、歌を口ずさむペースで歩き、小またで下るというやり方を忠実に実践。その結果、なんと登る前より、登った後のほうが、疲労度が減少しているという驚くべき結果が出た。
負荷が少ない適度な運動により、血行が促進され、体に蓄積していた疲労が軽減されたと考えられる、とのこと。
「山登り=疲れる」という常識をくつがえしてしまった。
それで、自分もこれを思い出して実践してみた。確かに歌を歌う事でペースが抑えられ、疲労感も少ない感じ。この分なら、10往復は早々にクリアー出来そうだ。
ただ、”登る時の膝の角度は110度が理想”という条件に階段は向いていないので、無理は禁物だ。下りも”小またで”というわけにもいかない。
幸いこのコースは、階段の所までに3キロほど歩くし、途中にダラダラした上り坂もあるので、準備運動としては申し分ない。
慣れてくれば、自然にペースも上がるだろう。
自分よりも若い連中との登山でも、そんなに後れを取る事なく登れるようになるだろうと、密かに期待している。
今秋の登山が楽しみになって来た。
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