日曜の午後の半日、暑さを避けて図書館に籠っていた。
夏休みとあって受験を控えた学生ばかりかと思っていたが、結構高齢者の姿が目についた。
同じ様なことを考えている人が多いというか、クーラーのない人がそこそこいるという証でもあるのか。ソファーでは、夜の寝不足を解消しているのか、気持ち良さそうに寝入っている人もいる。
90%ほど埋まっている学習机に席を確保して、穂村弘の短歌の本など読んで過ごす。
向かいでは、英検一級の問題集を解きながらひたすら細かい文字を読み続けている青年。
♪ 英検の一級テスト問題集 向かいの席は佳境に入りて
左には、女子大生が猛烈な勢いで鉛筆を走らせているし、斜め前では中年男が読書に疲れて、突っ伏して寝ている。
2時間ほどすると体が冷えてしまい、一旦外へ出て日差しを浴びる。冷え切った体には強烈な真夏の日差しが少し有難いものに思えた。
こんな中に一日中閉じこもっていたら、身体は一体どうなってしまうのか。
体温調整が出来なくなるし、自律神経はたまったもんじゃない。おかしくなって当然だ。
こんなことが理由でクーラー嫌いな私。
それに慣れる事は本来の機能が麻痺した事を意味する。身体は環境に順応するようにできているし、それを如何に上手く働かせるかにかかっている。
本来持っている機能をないがしろにする現代の生活は、様々な現代病を生む。
一面だけの都合を考えて全体を見ようとしないのは、高度な知能を持った人間のする事だとは思えないのだが・・・・
夜は、日中の運動不足を補うため、3キロのウォーキングに階段上りをプラスして、そのつじつま合わせをした。
昼間のたった半日の冷房のせいか、身体が重く汗もあまりかかなかった。
冷房はやっぱり、自分にはどうにも具合が悪い。
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