連日の猛暑日。お年寄りなら行き倒れしかねない炎熱地獄だ。
アスファルトはチンチンに焼け、その直ぐ上の温度は確実に40度を越している。小さな子どもや犬など、地面に近い分だけ余計に暑い。
照り返しも強烈な炎天下を、帽子も被らないで歩いているお年寄りを見ると、何だか怖い。
猛暑の中を歩くのも大変なのに、歩道橋を上らせられるのはそれに輪を掛けて残酷な話しだ。
階段を上るのが辛い上に焼けつく日差しが容赦なく照りつけてくる。
停車した車の排気と冷房の吐きだす温風が、凪いだ交差点をサウナのような熱気で包んでいる。
で、こんな映像が頭に浮かんでくる。
明治45年(1912年)に完成し、多くの愛好家に親しまれて来た「餘部鉄橋」が、老朽化のため、ついに今年限りでその姿を消してしまいました。
JR山陰本線鎧駅と餘部駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で、トレッスル式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴で、この種の鉄橋では日本一の規模を誇っていました。
1970年に一度だけこの地を訪れた事がある私も、その偉容と高さに感動したことを良く覚えています。
特急「はまかぜ」
現行橋梁は2010年7月16日夜「はまかぜ5号」の通過をもって終了。17日から8月11日まで区間運休して架設工事が行われている。
そして、2010年8月12日早朝の始発列車から新橋梁開始の予定になっている。
日本海に面しているだけあって風当たりも強く、列車が転落するという大きな事故も有った。
廃止は残念ですが、老朽化に伴い安全優先を考えれば、時代の流れとして致し方ないですね。
歩道橋も5mぐらい、いやいっそのこと10mの高さところを通っていれば、人々は喜んで通るでしょうね。涼しいし、見晴らしもいいし・・・
高速のエレベーターもあったりしてね。
車優先、経済優先。
何時になったら”人優先社会”が来るんでしょうか。
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