歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2010.08.01
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 游歌

ソファーには馴染み浅かり日本人 足を外して低くせばなり



 我が家にも待望のソファーが入った。

 日本人的生活の心地よさは、床や畳に直接座ったり寝ころんだりする、ぐうたら生活が出来ることにある。テーブルと椅子の生活は会社や学校だけで十分で、家では絶対和式でないと芯から休まった気にならない。

 高度成長期に文化住宅なるものが盛んに造られ、どの家にも応接室という謎(笑)の部屋が必ずあり、そこには決まって応接セットが入っていた。



パパは何でも知っている

 TVのホームドラマでアメリカ的生活へのあこがれが募り、あのソファーに寛ぐ家庭がなんと神々しかったことか。当時は、洋間を造って応接セットを置くことが、車を持つことと同義語となっていた。

 しかし、そのソファーも使い慣れないから座っていても落ち着かず、ソファーの上で胡坐をかいたり横座りするような有様。ついには、ソファーを後ろに押しやって、ソファーを背もたれに使うという末路が待っていた。

 今でもその傾向は消えず、ソファーの上に胡坐や横座りしている人も多いのではないでしょうか。現代では和室の無い家が主流となり、洋風の家に和室があることに違和感を感じる人も多い。

 それでも床に直に座ったり寝ころんだりする快感は捨てきれず、絨毯を敷くことでそれを楽しんでいる。床暖房までしたりして・・・・。


 ところで、体型だって欧米人とは違うし、日本的生活様式と体型に合った家具が日本で造られていないのは何故か。テーブルにしても椅子にしても基準の高さが高すぎる。

 我が家では以前使っていたダイニングセットは、テーブルも椅子も自分で足を切って調節して使っていた。


 ソファーにしても、未だに日本人の体型と生活様式に合っていないものが多い。

 10畳以上のスペースの部屋であれば問題はないが、実際はもっと小さな部屋で使う場合がほとんどでしょう。

 ソファーは奥行きが80cm以上あるものがほとんどで、かなり場所を取る。座面も高めで、長く座っていると疲れてくる。だから自然にその上に胡坐をかいたりするようになってしまうのです。


 洋間の床に炬燵を置くという和洋折衷の生活スタイルも定着していて、我が家でもずっとそうだ。それで、足の取り外せるタイプを選び冬は足を外してローソファーにして使う予定でいた。

 設置して座ってみるとやっぱり座面が少し高い感じがする。




 それならと、思い切って足を取り外して使ってみるとこれがいい。非常に落ち着くのである。
今まで床に直接座っていたわけだから、床に近いほど自然な感じがするのは当然なのかもしれない。

 炬燵にソファーを組み合わせるという、欧米人が見たら何というか、如何にも日本的というべきか、不思議な生活スタイルではある。

 冬は炬燵に足を入れて、身体はソファーにというのがどんなものなのか、冬になって見ないと分からない。


「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
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最終更新日  2020.02.04 14:53:23
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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