連日、めちゃくちゃな猛暑が列島を覆っていますが、今朝も早くからその容赦ない姿を現し始めました。
am5:30ごろ、障子に映る核融合溶鉱炉の影
この1カ月間で東京23区内で熱中症が原因とみられる死者は100人に達した。
そのほとんどが、室内で死亡していたことも明らかになった。年代別では、70代以上が83人にものぼった。
夕方の午後5時から翌朝の午前5時にかけて亡くなったとみられるケースがおよそ4割にのぼったという。
総務省・消防庁によると、この夏に熱中症で病院に搬送された人は、3万人(3万1579人)を突破した。
気象庁の調べでは、日本の年平均地上気温は100年あたり1.07℃の割合で上昇していて、特に1990年以降は高温になる年が多いそうです。
ちなみに世界の年平均地上気温は100年あたり0.67℃の割合で上昇しているので、日本の上昇は相当なものと言えます。
熱中症による死者数は、気象庁の調べによると1968年から2005年までの38年間で5433人にもなる。最も少ない年(1982年)だと26人、最も多い年(1994年)は589人にもなった。
ヨーロッパはというと、2003年が特に酷かったらしい。
早くも3月頃から高温が続いていて、8月に入ると熱波による死者数はフランスで約14802人、イタリアで 3134人、ポルトガルで2106人、イギリスで2045人(WHO世界保健機関調べ)にもなったらしい。
今朝は快晴で雲一つない。
♪ 寡黙にて明治生まれの堅物の父のごとくに晴れ渡りおり
熱中症の症状が見られた場合、適切な処置を行わないと生命に関わることになってしまいます。熱中症は先ず声を掛けて確認する事が必要。
「熱中症の処置」
意識があるかどうかを確認します。
◇正常に応えるが、筋肉のけいれんや痛みがある・・・ 熱けいれん の可能性
◇受け答えはできるが、めまい、頭痛、大量の汗、皮膚が蒼白、速く弱い脈を確認・・・ 熱疲労 の可能性
◇正常な受け答えができず、意識消失、発汗停止、皮膚が赤い、高体温、早く強い脈を確認・・・ 熱射病 の可能性
上記の症状に対する、応急処置は以下の通りです。
◆熱けいれん
* 0.1~0.2%のナトリウムを含んだミネラルウォーターで水分補給
* 風通しのよい涼しい日陰に運び、ストレッチを施す
◆熱疲労
* 風通しのよい涼しい日陰に運ぶ
* 顔が青白い場合は足を高くする
* 着衣をゆるめ、冷水をかけ、風を送る
* アイスパックなどで、首、脇の下、足の付け根を冷やす
* 可能なら水分を補給する
* 回復が困難な場合、医療機関へ
◆熱射病
* 救急車を手配
* 呼吸と脈拍を確認。ある場合は熱疲労と同じように涼しい日陰に移動させ、体を冷やす。ない場合は人工呼吸と心肺蘇生法を救急車の到着まで繰り返す
とにかく小まめな水分補給と塩分の補給が肝要です。
塩分は水分の吸収を補い保水の役目もする。
水分補給だけでは汗と共に失われた塩分を補えず、ますます塩分濃度が低くなってしまう。体温の調節機能が壊れ(体温は著しく上昇する)、水分を補給しても追い付かなくなってしまうんだね。
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