近海で次つぎ生まれる台風一家。
日本海へ抜けて城の裏門から攻め入って来るなんて、想像すらしなかった妙な動きをする。
一たび生まれれば、阻止する事も退治する事も出来ない。成長して暴れまわる性質の悪いこの悪性新生物。ハイテクのこの時代に、自然消滅を待つしかないというのも情けない。
発生に、遠くペルー沖のラニーニャが絡んでいるらしい。
赤道付近の東太平洋(ペルーやエクアドル沖合)において、南東貿易風が強まり、西に向かう海流が強まるため、ペルー沖では深海からの冷水が湧き上がり、水温が低くなる。
ラニーニャ現象が発生すると、世界各地で異常気象が発生しやすい。
日本では、本州の夏の気温が平年並みかそれを上回り猛暑になりやすい。しかし、冬にかけて気温が平年並みかそれを下回り厳冬となる傾向がある。
命の綱である地上の空気が濃いか薄いかは相対的なもの。海水温が高いか低いかは絶対的なもの。この気圧と水温の高低が、世界中の気象を千変万化させるするというのも面白い。
全ては相対的な関係で成り立っている。
そういう意味で、気圧の高低が気象を左右するというのは分かりやすい。
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