歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2010.09.13
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 哀しい事

ゆきあいの空はいつしか着流しのごとき筋雲ばかりとなりぬ



 にょきにょきと入道雲の湧く中に、秋の雲が入り混じっていたゆきあいの空。

 ここへ来て箒で掃いたような筋雲だけが目に付く様になった。
 暑いと言っても、季節は間違いなく秋ですね。

 時は移ろい、一瞬たりとも留まることなく過ぎ去って行きます。

 先日、谷啓が78歳で亡くなりました。ジャズ・トロンボーン奏者でスウィングジャーナルの人気投票・トロンボーンの部で一位になった事もある名手でした。

 ダニー・ケイに憧れて付けた名前は、バスター・キートンにあやかって付けた益田喜頓やエドガ・アラン・ポオから江戸川乱歩と名乗ったのと同じで、その世界で生きる気概を感じさせるものでした。



 ジャズだけではなかなか食っていけないわけですから、クレージー・キャッツのハナ肇との出会いが無ければどうなっていたか。
 人の出会いというものは面白いものです。

 あの、「ガチョ~ン」のギャグについて御本人が解説する。

 ”マージャンをやっていて、調子がよくなるとパイを引きながら「ビローン」「ムヒョー」「クチョッ」とかけ声をかける。決して同じ言葉をつかわないことにしていたらしい。

 そしてツモってほしいときには、ひときわ厳かに、「ガチョーン」といいながらパイを引いてきたらホントにツモった、それ以来「ガチョーン」を番組にもっていったのだと思う。



 ま、いわせてもらうならガチョーンの極意は「万物生きとし生けるものすべてを引きずり込み、一瞬、真空状態にしてガチョーンと引き抜くとバランスが崩れて周りの人たちが皆なだれ落ちる」---という深いギャグなのである。”     「七人の猫とトロンボーン 」 (谷啓)

 一世を風靡した「ハナ肇とクレージー・キャッツ」のメンバーも、いまはもう二人となってしまいました。
   ハナ肇(93年9月死去、ドラムス)
   植木等(07年3月死去、ボーカルとギター)
   谷啓(10年9月死去、トロンボーン)
   安田伸(96年11月死去、テナーサックス)
   石橋エータロー(94年6月死去、ピアノ)
   犬塚弘(ベース)
   桜井センリ(ピアノ)

 その後に出てきた「ザ・ドリフターズ」は、’69年にはビートルズの前座を務めるなどし、「8時だよ 全員集合」等での華々しい活躍は御存じの通りです。
 そのドリフも解散し、リーダーだった「いかりや長介」も亡くなってしまいました。


「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選





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最終更新日  2020.02.06 17:53:43
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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