その時はおびただしい葉が地面を覆い、秋の紅葉の時のような風情を見せる。俳句の季語に「樟若葉(くすわかば)」というのがある。
「ユズリハ」という木はその名の通り、古い葉が新しい葉にその命の場を譲るように散っていく。「竹の秋」という夏の季語も同じ様を表していて、筍が成長する5月ごろに古い葉を一斉に落す。
四季の変化に伴う豊かな自然に養われた繊細な感性。日本語の自然に沿った言葉の豊かさには本当に感心させられる。
自然環境が感性に及ぼす影響の大きさ、そこで磨かれていった「ことば」の奥深さを感じずにはいられない。
俳句や短歌をやっている人は、その言葉の豊かさ細やかさを楽しんでいるのだ。
♪ まっさらな萌黄に樟の衣替え過去捨つるほどの未来はあるや
寺山修司の歌の本歌取り
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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