毎年のこととて蝉の判断は正確で、猛暑の日が続いても惑わされることはないらしい。気象庁の発表を聞くまでもなく、蝉が一斉に鳴き出す日が来て初めて梅雨明けとなるのは毎年の事。
気象庁が仮に梅雨明け宣言をしても、蝉たちが鳴き出さなければそれは間違いだということが分かる。中には随分早めに鳴く輩もいて、どの世界にもオッチョコチョイや目立ちたがり屋はいる。
彼等は一体何を基準に判断しているのだろうか。申し合わせたように一斉に鳴き出すというのも不思議だ。
桜が一斉に咲き出すのは、どうやら何らかの信号を出し合っているらしいとのことだが、蝉も同じ様な事をしているのだろうか。
それも地中にいる状態でしているのだろうから、なおさら神秘の度合いが増してくる。
多い木にはこんなに沢山の蝉が止まっている
昨日まではまったく鳴いていなかったのに、今朝7時半を回って、蝉の一部が一斉に鳴き出した。どうやらこの地方も梅雨が明けたのか。いや、今日は雨の予報になっているので、本格的な梅雨明けはまだ先だろう。
周りの動向を無視してフライングした奴が結構いるみたいだ。案の定、雨が降り出して来て、全員黙っちまった。
天気予報の予報官、民放の21:55からの「ひるおび」に出ている人はかなり優秀で、NHKよりもよく当たる。彼は、多分、来週までずれ込むという予報を出していて、多分その通りになるのだろう。
梅雨が明けると、夕方の7時前後から一斉に地中から這い出して来て木を上り始める。
その時間帯に蝉の好きな木(クマゼミは欅など、蝉の種類によって木も違うようだ)の根元へ行けば幾らでも幼虫がつかまえられる。
カーテンに止まらせておくと、上まで登っていって7時半から8時ごろになると羽化が始まる。
雨が多かった九州地方では、幼虫が無事に羽化までこぎ着けられないものも多いかもしれない。
梅雨明けがやけに早かった去年も蝉は異常だったようで、7月の27日ごろになって漸く一斉に鳴き出した記録がある。
あのクソうるさいクマゼミの声は聞きたくはないが、まったく鳴かなかったらそれはそれでちと淋しいでしょう。せめて程良く、風物詩といえるようなメルヘンチックな域内で納めておいてほしいもの。
この地方ではヒグラシの声を聞くことがないので、一夏に一度は山へ行ってこの声を聞きたいものだと思う。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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