「音は時間を歩行しているからいつも新しい容貌でわれわれの傍にいる。」
「音のひとつひとつに生物の細胞のような美しい形態と秩序があり、音は時間の眺望の中で、たえまない変質をつづけている。」
「音は私たちの感性の受容度に応じて、豊かにも貧しくもなる。私は音を使って作曲をするのではない。私は音と協同するのだ。」
アンセル・アダムスの写真を見る・・・、これが作曲をする時の儀式
亡くなった後に出された武満特集
これは私の貴重な愛蔵書となっています
武満徹が1996年(平成8年)2月20日、65歳という若さで亡くなって、もう16年になるんだなぁ。
20世紀を代表する作曲家はだれかと問えば、世界中の音楽家は「ストラビンスキー」「バルトーク」「メシアン」そして「武満徹」と答えるだろうと、岩城宏之に言わしめた稀有の音楽観をもった天才作曲家。
清瀬保二に作曲を師事するが、ほとんど独学で作曲を始めたというから驚きだ。多くの映画音楽で実践と研鑽を積み、映画、舞台、ラジオ、テレビなど幅広いジャンルにおいて創作活動してその異彩を発揮。
『弦楽のためのレクイエム』を日本の関係者は黙殺したが、ストラヴィンスキーが偶然NHKで聴き絶賛したことで後の世界的評価の契機となった。
ニューヨーク・フィル音楽監督レナード・バーンスタインに、125周年記念として委嘱された作品である「琵琶と尺八とオーケストラによる 『ノヴェンバー・ステップス』 」(1967年)で世界的な地位を確実のものとした。
彼が亡くなった時は本当に悲しかった。こんな音楽を創れる人はもう出てこないだろう。自然界に存在するものを崇拝し、自然と交感し、それらと一体となって全神経を音に傾ける。
彼の作品の演奏をたった一度も生で聞いたことがないのが残念でならない。
空気が澄んで、心が繊細な襞を広げるように外気とのふれあいを求めたくなる季節。武満徹の音楽を聴くには最もふさわしい。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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