3連休の間は髭も剃らないので無精ひげは生え放題になる。4日目の朝、3日分伸びた髭をじょりじょりと剃るのもこれはこれで楽しいのだ。女にはまねのできない男の特権だ。
日ごろ、生まれ変わるとしたら男になりたいと言っているカミサンに「羨ましいだろう?」と言ってみたら、言下に「そんな訳ないでしょ!!」と否定されてしまった。
サラリーマンでない稼業の我々は、国民年金と言う雀の涙のような収入で老後を過ごさなくてはならない。
金を使わずにどうやって豊かな老後を生き抜いていくのかは吾々共通の課題だ。タイトロープを命綱なしでゆく曲芸並みの日々で、病気でもすれば真っ逆さまに落ちて行く。
自分の時間を自由に使って生きてきたのだから、あまり贅沢なことは言えない。自分で好きなように時間を使うなんて、実際、こんな贅沢なことはない。使われていたらそんな事はあり得ないし、身も心も犠牲にしてサラリーと交換するのはなかなかシンドイことに違いない。
自動車メーカーのブルーカラーで定年を迎えた同級生は、満額の厚生年金を糧に、今は、悠々自適の生活をしている。しかし、よくよく聞いてみると、その会社をリタイヤした先輩の平均寿命が67歳で、呆気なく亡くなっていくのだという。
自動車メーカーの周辺には、過酷な現実が横たわっている。ホンダが66歳、トヨタやダイハツが69歳という数字が物語っているのは、その勤務の如何に人体に無理を強いる体制であるかということ。
その勤務は「三交代勤務」というもので、日勤、準夜勤、夜勤を、順に年間を通して交代でこなしていくというもの。
フランス政府の委託で「ヴィスナール教授が二万人の交代勤務労働者を対象に調査した結果、夜勤は、寿命を10年以上縮めるとの調査結果がでている。
オランダのヴァン・ローン博士の実験では、サルは1週間で昼夜リズムが逆転し、夜型サルになるが、人間は13週間の連続夜勤でも変化は見られなかったという。このため、夜勤者が昼間寝ようとしても中々熟睡はできない事が分かる。
これは、第一に昼には、脈拍や血圧があがり、ホルモンの分泌も活発になって活動的になり、夜はその反対に、睡眠に適する生体リズが、太陽とともに活動し星とともに眠ってきた200万年と言われる人間の生活史の中で創られたものであり、短期間で変わるものでないこと。
第二に、夜勤者といえども日勤者と同じ時間帯にしなければならなことが多いことも挙げられる。
今の世の中の体制からすると、今後、男性の平均寿命はかなり落ち込んでいくのではないだろうか。年金などは長生きするほど得をすると言うが、ペイする年齢まで生きられない人もかなりの数出てくるかも知れない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
◆ ジョーク、冗談、ユーモアは生活の調味… 2014.10.22
◆ 消えていってこそ虹 2014.10.21 コメント(2)
◆ 映画っていいね。色々あるから良さも… 2014.10.20
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着