♪ シリウスゆ冬ゆくりなく来たりせばオイゲン・キケロに凭る夕暮れ
フィリピンでは巨大な台風が吹き荒れ、北国では大雪の荒れ模様。カオスのごとく、不測のつづくこの地球。一体、この先どうなっていくのだろうか。
こんな日は、あっさり逝ってしまった秋を追悼し、ロココ気分でしばし心を温めるとしましょうか。
オイゲン・キケロ(Eugen Cicero)は、ルーマニア生まれで幼い頃からクラシックのピアノを習い、10歳の時にはリサイタルを開くようになるほどの天才振りを発揮。兄の影響でジャズに興味を持ち始めるようになり、18歳の時には兄と一緒にジャズグループで活躍するようになる。
そしてルーマニアからオーストリアに移って活躍し、ヨーロッパのジャズ・レコードで有名なMPSレコードの社長に認められ1965年に初めてレコード録音をする。これがデビューアルバムのクラシックの曲をジャズ化した「Rokoko Jazz」である。
バッハが最も有名でジャック・ルーシェとクラシックジャズの両雄として人気がある。
様々なクラシック音楽をジャズ化してその実力を如何なく発揮。ショパンはもとよりチャイコフスキーやリスト、シューベルトなど何でもござれの手当たり次第。その辺は、バッハ一辺倒のジャック・ルーシェとはちょっと違う。
クラシックを超えて、ジャズをも好きになれる味とテクニックのアラカルト。慌てて出した炬燵に入って、ゆっくり味わってみてはいかが?
私が持っているのはこの一枚だけ。MPSレコードを離れ、同じ西ドイツのインターコード社に移籍して録音した諸作からのセレクト版だ。
イーイーリスニング風で、A面がちょっと物足りない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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