
オランダのアーティストであるラーナー&サンダーが作成し、オランダの新聞社「デ・フォルクスクラント」の食べ物の見開きページに掲載されたもの。
拡大写真をジッと見ていると、食品に対する様々な思いが湧き上がって来る。
異なったものを、ある特定のフォームを決めて並べるという手法は、様々な人が手を変え品を変えて行ってきた。アートの世界では定番の手法とも言える。
以前、このブログでも紹介したことがある、ファッションフォトグラファーの横浪修さんの作品。4歳の少女に同じ服を着せ、同じポーズをしてもらって写真を撮った。この歳の子どもが首をかしげたり、すくめたりするときの愛らしさ。その個性をより明確な表情に出るようにと、首に果物や野菜を挟ませている。
みんな似てるけど、みんな違うを、みんな同じにして撮った写真。
これはとてもいい。グッドアイデアの優れた写真集だと思う。余分なものを排除してその本質だけを取り出して見せる。サンプリングの一手法でもあるし科学的だとも言えるが、そんな理屈は抜きにして、その隠れた本質を見事に提示して見せた。
じっと見ていると、その心までが見えるような気になってきて、子供って面白いなあと思わせてくれる。
例えば、他人の心を取り出して見せることが出来たら、果たしてそれが誰のものか分かるだろうか。個性というものが外見にしかなければ、当然にそれは削除されていて見えるはずも無い。心に個性を持っていれば、何らかの形となって表出される。
つるっとしたハートなのか、ギザギザのハートなのか、縦長なのか太っちょなのか、柔らかいのか硬いのか。100項目ぐらいのデーターをぶち込んで数値化し、それを形に出せるシステムを作れば、そんな事も不可能ではないだろう。
でも、やっぱり生きた姿そのものの個性を見たいと思う。それはこの子供の写真の中にヒントが有る様な気がする。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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