歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2016.10.08
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 気まぐれ短歌

♪ 楚々として春を清らに咲く花の見せるはしなき秋の賎陋(せんろう)


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 「賎陋」は、卑しくて品がない・こと(さま)を表す言葉です。あまり聞き慣れない言葉なので、使うのを迷ったのですが、いい案が浮かばなくて・・・。
 辛夷をイメージした歌ではありますが、清新な思いで成ったはずなのに何時しか様変わりして行く政治家を揶揄した歌のつもりですが、ちょっと無理があったかもしれません。






 春に白い可憐な花を咲かせるコブシ。花は、香水の原料にもなるという。
 一昨日もちょっと触れたが、今、その名前の由来になっている拳(こぶし)の様にぼこぼこした形実が色づいている。そのちょっと変わった形が、緑の葉の中でピンク色を際立たせていて良く目立つ。







 枝ごと手折って来た実が2日経って水分が抜けて来て弾け、中の実が姿を現した。あのピンクの可愛らしさは何処かへ行ってしまって、オレンジ色が毒々しくて、何だかグロテスク。

 赤い種子のみを集めて焼酎・砂糖に漬けると、一風変わった香りの果実酒を作ることができるらしい。




 花蕾は鼻炎鼻づまりなどに効果があり、生薬名は「 辛夷(しんい) 」といって漢方薬に配合される。「薬効」は発散作用、「用途」は排膿作用鎮静、鎮痛薬として、頭痛、頭重感特に鼻炎、蓄膿症などに応用されるのだとか。

 枝を折るといい香りがして、アイヌ地方では「オマウクシニ」「オプケニ」と呼ばれるとか。それぞれアイヌの言葉で「良い匂いを出す木」「放屁する木」という意味らしい。
 樹皮は、煎じて茶の代わりや風邪薬として飲まれると言うし、有効成分一杯の有用な木だということが分かる。



まるで吉野のような、中国の辛夷の山。

 モクレン科モクレン属の花のコブシ。辛夷という漢語表記は、中国では木蓮を意味するのだとか。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2016.10.09 06:42:51
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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