♪ 飼い猫の夜露をまとひ戻り来て吾の布団に乗りし秋冷
それで今朝も5時半に「入れてくれー」と鳴き、トイレに行くのを兼て一緒に階下へ。餌を与えて、背中が濡れているのに気付いた。夜露に濡れた草の中をうろついていたに違いない。
布団に入ったらすぐにピピも上がって来て、布団の上に乗って来た。まだそんなに寒くないので、さすがに足の間には乗ってこず、腰の横辺りに横たわって凭れてくる。
変な時間に起こされて、もう寝付かれない。今日染めるストールの技法の事など考えながら横になっていた。間もなくカミさんが目を覚ましピピを見て、恨みがましく声を掛けている。「いつもそっちばかりで、どうして私の所にこないの?」、ピピ「・・・・」。
で、私が心の中でつぶやく「しょうがないだろう、俺の方が好きなんだから」。しかし、口には出さない。そんな事言おうものなら「何時も私ばっかり、色々世話をしてやっているのに!」と、強い口調でぼやくに違いない。
シュウメイギク(秋明菊)
暖房便座もONとなり、彼岸花も緋色のものはほぼ終わってクリーム色のものが咲いているし、いつの間にか虫の声も聞こえなくなった。百舌鳥が頻りに甲高い耳に触る声で啼いている。
庭で咲き始めたホトトギスの葉っぱが毛虫に喰われて丸坊主になりかけ、実生なのかランタナが隅に小さな茎を伸ばして花を付けたりしている。
赤系や白のシュウメイギクが庭先に咲いていたり、タンジェリンの秋桜が道端で咲き、ナンキンハゼやトベラの実はまだ青いが目立つようになってきた。
秋はやっぱりいいね。
ピピも日中は出っ放しで、戻って来て腹を満たしてはまた直ぐに出ていく。去勢してあるはずなのに、今期はどうやら雄が幾分戻って来たのか、外でさかりのオス独特の声を出していたりする。恋に目覚めたのか、色づいてゆく自然の中で吾も負けじと青春を謳歌しているような今日この頃だ。
友達が持って来てくれた自作のアンノウイモ。最低でも一か月以上置いてから食べる方が甘みが出て旨いという。焼き芋業者は3年ほど寝かせるのだとか。水分が抜けると同時に、いも自体も生命維持のために組織を変化させるのだろう。
カミさんは喜んでいるにしても、私はこれを違う形で熟成させたエキスの液体の方が嬉しいが、欲を言ってはいけない。
秋は何でも旨い。今年は雨が多かったのでキノコが豊作とか。茨城で子供の頃食べていたハツタケの味が忘れられない。嗚呼、天然のきのこ!ハツタケが食べたい。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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