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2011.11.16

具だくさんの味噌汁こそが味噌汁の賢い食べ方だ、と思いこんでいませんか？

テーマ：正しい食育ってなに？(1642)

カテゴリ：塩パワー

現代では、味噌汁の正しいあり方として、栄養士も、料理研究家も
「具だくさんの味噌汁を」と、言っています。
その理由として、

1.具が多くなることにより汁の量が少なくなり塩分摂取が少なくなる。
2.具としての野菜をたくさん食べられる。

ということを挙げています。

為谷は具だくさんの味噌汁はあまり好きではありません。
それだけでお腹一杯になってしまいそうに感じるからかもしれません。
それは何故かというと、おそらく、子供の頃の味噌汁が

逆に言うと現在３０代～４０代以下の方で子供の頃から
具だくさんの味噌汁を食べていた人にとっては
それが当たり前の味噌汁で、美味しくいただけることでしょう。
しかし、野菜は他にもいろんな食べ方があるのになんで味噌汁に
たくさん入れる必要があるのでしょうか？
味噌汁の役割って何でしょう？　それはね？

1.大豆が主な減量で、味噌という発酵食品の補給。
2.塩分の補給。
3.水分の補給。

ということなのです。だから極端なことを言うと、
具が入っていなくてもいいのです。

ということで、味噌汁は正しい出汁を使い、正しい味噌を使い、
そして具は少ない、ということが本来の正しい味噌汁なのですね。

「それじゃ塩分の摂りすぎになりませんか？」

なりませんよ？　味噌汁の塩分はお湯に塩を溶かしたものとは違うのです。
発酵・熟成させることによって塩が熟（な）れているのです。

摂った方がいいと思います。
（あ、具だくさんの方が好きな方はそれはそれでかまいませんよ？）

正しい味噌汁のことを教えてくれたのは、幕内秀夫さんです。

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