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ギオン＠れをん
還暦がすんで、平均寿命まで生きたとしても、後７，０００日足らず、これぐらいなら毎日付けられそうなんで、日記を書いてみようか。
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Nov 19, 2005
カテゴリ： 京都
今日はオレもヨメも休み、夜中に目を覚ましたつもりが、目覚ましをセッ
トしなかったのに午前５時４９分、朝勤のある日の目覚ましの鳴る時間、ト
イレに行ってもう一度寝直す、枕元が眩しい、今度は寝すぎたようだ、もう
午前１０時、今月中は休みの日には紅葉の写真を撮りに出かける予定になっ
ている、慌てて起きて朝食を済ませてＰＣの前に座り京都の紅葉情報を見る、
紅くなっているとこの写真ばかり、行こうと思っているところの見頃は２３
日ごろになっている、兎に角、昼過ぎに家を出て、早く来たバスの系統によ
ってか、道の込み具合によって幾つかの行きたい場所の候補のうちどこに行
くか決めよう、リュックにカメラと一脚を突っ込んで、朝食後１時間半ほど
西大路通りに出ると、北行き方面の車が随分と込んでいる、しかし車はそ
れなりに流れている様子、西大路四条の北行き方面のバス停に向かう、その
辺りはやけに人が多い、バス停に行列が出来ている、金閣寺方面、銀閣寺方
面、久し振りに今年は行ってみようと思っていた西加茂車庫の近くのグラデ
ーションの紅葉が見られる神光院、こちらの方面に行くのには時間がかかり
すぎ、今日は行くのは諦めよう、ここからバスを利用しなで行くことが出来
るのは嵐山方面以外には、南禅寺方面、阪急電車で烏丸、地下鉄で烏丸御池、
地下鉄の東西線に乗り換えて蹴上駅まで、電車を３本乗り継いだが、４０分
ほどで蹴上駅に到着、予想していたほどは物凄く込んでいるという事はなか
った、先ほどのバス停での行列は先日のブッシュ・アメリカ大統領の入洛の
際の金閣寺への観光、多分その影響。
わり頃になると、何故か、ここに来た、恐らくこのお寺の境内の南端を、ま
るでローマの水道の遺跡を思わせるような、寺院の境内の中に突如として異
次元の世界が現れる、アーチ型の古びたレンガつくりの建造物、疏水の水を
運ぶ水路閣、これがあったセイだと思う、だから今だに、ここを訪れるのが
好きである、ただ誰か地方からのお客さんを案内する時以外、入園料を支払
ＰＣの紅葉速報で、「天授庵」、枯山水の庭に鮮やかな紅葉、ようし、こ
こへ行ってみよう、どこだろうと調べてみると、実は何度も南禅寺を訪れ、
山門の南側の道を通る、その時に通り過ぎていた寺院であった、しかもこの
塀越しの紅葉はいつも鮮やかに紅葉する、何度も塀の外から写真を撮ってい
て、にも拘わらず恥ずかしながらその寺院とは知らなかった、早く時間通り
来れるからと、この寺院の庭に入るのも目的だった。
本堂の前庭、水の流れを模した白い砂、大小幾つかの石、背の低い松、庭
の奥は苔が敷き詰められ、そこに端から端まで紅葉の木、赤みはＰＣの画面
で見るよりも乏しかったが、まだ緑色もあったが、黄色から、濃い黄色、オ
レンジ色から、限りなく赤に近いオレンジまで、何枚か撮ってからモニター
でチェック、ＩＳＯをオートからいろいろ変えてみる、恐らく太陽の位置の
セイだと思うが、紅葉の色から苔の色まで、どうも気に入らない、ヘタクソ
だなァ、まあ、あせる事はない、今日はここだけ、何度も何度もチェックし
ながら、まあどうにか写真らしくなってきた、ここにはもう一つ、書院南庭
と呼ばれている真ん中に池がある回遊式の庭がある、ここは庭の位置の影響
で日当たりが悪いセイか余り紅くなっていなかったが、ここの書院は上がる
事は出来なかったが、入り口の土間には入ることが出来た、この書院の奥に
この庭の紅葉が見ることが出来た、それは書院の奥に掲げられた、まさしく、
紅葉の絵画でそのものであった、その後勿論好きな水路閣にも行き、何年か
前に来た時はホンの小さな若木の紅葉が、大分大きくなり、ひときわ鮮やか
に真っ赤の紅葉していて、その紅葉の木をバックに記念撮影をする人が絶え
る事はなかった。
さて帰り、兎に角、歩こうと歩き出して、三条通りを西へ、元の都ホテル
を通り過ぎ、チョッと休憩に珈琲でも、もう少し行けば古い蓄音機や大型の
オルゴールなどが置いてある骨董品店と喫茶店をしている店のオヤジさんも
骨董品のような店があったはず、ここの店のカウンターと厨房がアンチィー
クな家具のようなつくりになっていて、それ自体が骨董品の様なもので、前
に来た時に店のオヤジさん聞いてみると、昔はアンチィークな家具などの輸
入の仕事をしていて、その時にこのカウンター兼厨房の家具の注文を受け、
船便で運んでいる途中に注文主の店がつぶれてしまって、引き取り手がなく
なり、仕方なくこれを使って店を始めたという事であった、ここだ見せはす
ぐにわかった、しかし入り口は目の粗いシャッターが下ろされていた、暗い
店内を隙間から覗いてみると、そのカウンター兼厨房の家具は店の奥に、ひ
っそりと残っていた、毎日、毎日、店のオヤジさんが磨いていて、木も真鍮
の金具も、ピカピカに光っていたが、もうその輝きはなくなっていた。
■「今日の言葉」■
「 努力は人間がするものであって
結果は自然に恵まれるものである 」
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