梅林庵

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2018年10月28日

キヤノンカメラ展の後は野良

(8)

カテゴリ：日記

平成30年10月28日（日）

　外が白んで朝ランをしようか。迷って、後れを取りました。ネクタイを巻いて会社へ。今日はお客様があり、対応の為出勤。現在、弊社1階ロビーでカメラの歴史展を開催中です。

　大分:佐伯はキヤノンの創業家御手洗一族ルーツの地です。元経済連会長の御手洗富士雄氏も佐伯・蒲江の生まれです。加えて大分には工場が3つあります。それらの繋がりあってのこと、国民文化祭の一環行事です。キヤノンカメラの歴史を俯瞰の展示会。新製品のものからマニア垂涎、レアなものまでかなりの数です。仕事で使った防水仕様のオートボーイや、小さい頃、父が兄や私を写したCanonデミも。懐かしい。

　目を引いたのがこれ。EOS C300。映画撮影用カメラです。フィルム撮影に取って代わったことを知りました。値段、高いんだろうな。

　レンズの中身を説明の展示物。構造がよく判ります。

　新製品を手に取って実際にシャッターを切ることも出来ました。

　お見えになったのは工場の方々6名。うち、幾人かは工場のトップに近い技術の人たちでした。10月25日に発売となったばかりのEOS Rを手に取って、あれこれの説明を聞きました。レンズ制作は水晶を磨くのに時間がかかる、本体の中にある何枚ものレンズの中心を正確に合わせるのが難しい、カメラとレンズはいつも交信をしている、レンズ専門のメーカーのものには基本それらの知見がない、社外のレンズを装着したEOSはイレギュラーの情報に戸惑い、本来の映像を映し出すことが出来ないこともある・・・。随分デリケートな話です。それはそれとして、キヤノンの工場に勤務、カメラを作る現場の技術屋さん、しかもリーダーの方々に説明を受けること。これは先ず以て体験できることではありません。至福の時が流れました。それにしてもです。このフルサイズ、欲しいなぁ。へそくりは別に使う予定があるし、退職金は妻に押さえられているし。宝くじは当たらないし。よし、ルメールさんに賭けてみよう。

　戻ります。皆様と名刺交換。催しのお礼を言い、昼前、其処を後に。家に戻りました。午後は冬を前にし、ストーブ焚き付けの確保や父に言いつけられていた小仕事なんぞを。先ずK製材所へ行きました。フォークリフトを借りてセビンタを運びました。これにチェーンソーを入れて小切ります。よく乾いていて、ストーブの中に井桁を組むと新聞紙だけで火が熾きます。

　父に頼まれた仕事は古い井戸側の移動です。父のアトリエ前に据えてあったものを玄関前の築山に。これはかれこれ100年前、私の曾祖父が四国から購入したものとのこと。拝借のフォークリフトが役立ちました。

　気に入った場所へ据えるため、ロープを通して吊りました。あれこれの指示、船頭をしないと気の済まない父です。

　次の写真は判りづらいですが、拙宅の薪置き場に転がしてあった檜です。Kさんに割いてもらおう。リフトを返すついで、製材所に運びました。

　次いで、隣のDさんに声を掛けられていた薪の運搬。椿を切って庭に置いてあるから持っていけ、とのことでした。薪ストーブの燃料には樫の類が一番ですが、その上をいくのがこれ。二つ返事をしていましたが、このところ、毎週土日にあれこれあって、今日になってしまいました。拙宅は真冬、寒い日は24時間燃やしっぱなしです。これだけの量で1週間かな。

　チャチャッ、やっつけました。5枚に卸し、皮を剥いでラップに。こうしておくと刺身が楽ちん。下の左は煮付けに、右にはこの後塩を打ちました。鰤鎌や腹身の塩焼きになります。

　家の中の固定電話が鳴りました。妻が取りました。
「あなた、Kさんからよ。製材が出来たって。お代は4ラーと少しよ」
もう出来たのか。2,500円を用意し、軽トラで其処へ向かいました。おーっ、いい感じです。

　どうですか、この無節。何に使うあて無しですがとりあえず、ということで、山から持ち帰った丸太を時々製材するのです。檜、厚さ1寸の無垢が8枚。何が快感か判りませんが、これを撫でて眺めて快感なのです。

　完全に乾かすため、こうしておきます。風が通ります。

　ん？鎌が錆びているぞ。刃物にそれは放っておけない性分です。チャチャッ。天草で始末しました。いい感じに光りました。

　日の傾いて、菜園に水を。これで惜しまい。シャワーを浴びてプシュッ。もう1本プシュッ。あー、ビールがうまい。写真は当てに出てきたハゲの煮付け。身も肝もgood。

　ご飯の代わりに食べたポテサラとジャガイモ。これがなかなかいいんです。

　獺祭を嘗めながらカープの応援。昨日は分けましたが、今日は点を取ってもう勝ったも同然。優勝も決まったも同然。途中でバタンキュー。

今日の類語
「至福」
　幸福、幸せ、幸甚、冥利、福祉、ハッピー
　冥利はその立場で受ける最高の幸せや充実感のこと。ただ単に音楽を聴いて、美味しい物を食べて幸せの至福とは違います。

今日の一首
井戸側を此処に据えよと父の言う卒寿越えたる船頭差配

今日のラン
なし

今日の酒
札幌黒ラベルレギュラー2缶　冷酒1合　日向木挽ブルー5勺

今日の写真はCANONの名機、私の所有するG15です。コンデジです。右が5年使い回したお古。私のブログ写真は殆ど全部これのお世話になりました。落として修理に出したことも。レンズに少し傷のいって、写真の中心に小さな黒のぼやけが出るようになりました。この機種、気に入っていました。程度のよい中古品を先日ヤフオクで落札が左です。ほぼ新品。30ラー程でした。