PR
キーワードサーチ
ついに、内視鏡検査の日がやってきた。
ここ1ヶ月ほどずっと胃の具合が悪く、病院に通っていたのである。薬を飲んでもあまりよくならず、「原因が分からないから、内視鏡、したほうがいいですよ♪」と医者に言われたのだった。
胃カメラ・・・。あまりいい噂は聞かない。何しろ体内にカメラを入れるのである。一体ぜんたいどんな状態になるのだろう。
不安だったので、上司のHさんに聞いてみた。
H「えっ!!胃カメラやるの!?あれねー、僕、一度やろうとしたんだよね。そしたら、どうしても飲み込めなくてさー。看護婦3人に羽交い絞めにされてさー。”やめろ、離せ”って叫びながら暴れたら、危険だからやめますって医者に言われたよ。あれ、相当苦しいよ。僕は絶対にやらないね」
胃カメラより、巨漢のHさんが病室のベッドの上で暴れる姿を想像するほうが怖かった。
ますます不安になったので、今度は親切なSさんに聞く。
S「あー、大丈夫大丈夫。わたし、バリウムよりも胃カメラのほうが平気なの。焼肉屋に行って、スジみたいな塊があったら、飲み込める?もし飲み込めるんなら、平気。喉を通るときはちょっと苦しいかも知れないけど、通っちゃったら平気だから」
何だか大丈夫な気がしてきた。きっと大丈夫に違いない。穏やかな気持ちで病院へ向かう。
まず洋服を着替え、喉の奥にドロッとした薬を入れられる。そのまま飲み込まずに5分ほど放置。
その時点で、もう気持ちが悪くなる。
だって・・・・・・斜め上45度を向いたまま、喉に何か液体が溜まっているのを飲み込まずにガマンなんて、無理じゃありませんか・・・。
耐えられず途中で思わず飲み込んでしまい、むせる。さらにその後、スプレー状の薬を喉に吹き付けられ、またまたむせる。喉に麻酔をしているのだが、扁桃腺が腫れたような感じでかなりキモチワルイ。
その後、ベッドに横たわり、チューブを喉に入れていく。チューブが喉に当たった瞬間えづく。
医者「大丈夫ですからねー。はい、ごくんと飲み込んでください。舌に力入っちゃってるなー。カメラが通らないから、力抜いてくださいねー。力抜いて。はーい、もう入りましたよー。これから食道を通って、胃にはいりますねー。力抜いてー。ちょっとかたいなー。ラクーにしててー」
「うえっ。うえええええええぇぇぇぇぇッ」
神様、もう悪いことしませんから助けてください・・・・・・。
結局原因は、慢性胃炎だった。そんなモノのためにこんな最悪な経験をしないといけないのなら、もう一生お菓子食べなくてもいいです、神様。
カレンダー
コメント新着